【監督】金子修介
【出演】岡田将生/黒木華/羽村仁成/星乃あんな/前出燿志/松井玲奈/北村一輝/江口洋介/
【あらすじ】主人公 東昇は、実業家の婿養子。ある目的のために義理の両親を殺害するが、3人の少年少女がその現場をカメラで捉えていた。
原作付きの作品ではありますが、過去作品からも、しっかりと落とし所を用意してまとめてきている金子修介監督作品なので
金子修介監督は、学生時代より自主映画を制作しており、テレビアニメ版『うる星やつら』第3話の脚本で商業デビューをしています。1984年『宇能鴻一郎の濡れて打つ』で商業映画監督デビューをしており、以降、ポルノ映画からアイドル映画まで広く作品を制作し、1995年『ガメラ 大怪獣空中決戦』で非常に高い評価を得て、続編も制作しています。
岡田将生は、中学2年のときに原宿でスカウトされ、一旦は断るも、のちに芸能事務所に所属し、デビューしています。その後、2007年「アヒルと鴨のコインロッカー」で映画デビューをし、着々とキャリアを重ねています。2014年には、蜷川幸雄演出による舞台にも出演し、幅広い活動をしています。
黒木華は、演劇を学び、NODA・MAP公演『ザ・キャラクター』にアンサンブルとして初舞台に立ってデビュー後、映画にも出演するようになり、第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞し、日本人女優では史上四人目となります。
物語は、とある理由で実業家の義理の両親を殺害した主人公は、完全犯罪のつもりながらも、3人の少年少女に現場をカメラに抑えられていたことで、トラブルとなっていくストーリーです。
殺人犯と現場を偶然見た少年少女との心理戦を描いた作品でもあり、クライム・サスペンスとなっています。
完全犯罪を目論む婿養子とその現場を見た少年少女が心理戦をしていくことになりますが、頭脳戦となるような展開かとおもわれるので、なかなかおもしろそうです。
原作は、 中国のベストセラー作家・紫金陳の 「坏小孩(悪童たち)」となっています。
原作付きの作品ではありますが、過去作品からも、しっかりと落とし所を用意してまとめてきている金子修介監督作品なので、ある程度安心して観られる作品かと思います。