【監督】山本英
【出演】橋本愛/
/木竜麻生/坂井真紀/木野花/水上恒司/鳴海唯/楽駆/佐久本宝/松澤匠/
【あらすじ】主人公 沙苗は、ホストの隼人を刺し殺そうとして逮捕される。6年後、健太とお見合い結婚するが、とある女性が現れたことで、過去の事件が呼び覚まされていく。
本作での主演にはなにか作品に対しての強い意志を感じます。
山本英監督は、大学時代に映画を学び、2015年『回転(サイクリング)』で、第38回ぴあフィルムフェスティバルに入選しています。その後、2018年『小さな声で囁いて』でさまざなな映画祭に招待され、2024年「熱のあとに」で商業映画デビューをしています。
橋本愛は、3姉妹の次女として生まれ、一番顔が濃かったという理由で母親がオーディションに応募し、グランプリ受賞の末に芸能界デビューしています。2009年『Seventeen』のミス・セブンティーンに選ばれ、以降映画やドラマに活躍しています。主な作品に「告白」『桐島、部活やめるってよ』、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』などがあります。
仲野太賀は、俳優 中野英雄の次男として生まれ、2006年『新宿の母物語』でテレビドラマデビューをしています。2007年「フリージア」で映画デビューもしており、2008年「那須少年記」で初主演をしています。多くの作品に出演しており、今後の活躍に期待できる俳優です。
物語は、過去に愛する人を殺そうとした主人公が、6年後に平穏な暮らしをしていくさなか、とある女性が現れたことで、運命が変わっていくストーリーです。
監督は短編作品で実績を作り、今回の作品で長編映画デビューをしています。
脚本は、イ・ナウォンが担当をしており、坂元裕二に師事後、ドラマ作品を手掛け、2023年『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』で映画初脚本を手掛けています。本作は、映画2作目となります。
橋本愛が主人公であり、キャリアとしては、非常に仕事を選んでいるところからも、本作での主演にはなにか作品に対しての強い意志を感じます。
作品的に重い雰囲気が強い作品と思われますが、こだわりの強い配役が多いので、期待したいところです。