【日本映画】「忌怪島 きかいじま(2023)」を観ての感想・レビュー

【監督】清水崇
【出演】西畑大吾//大場泰正//當真あみ/なだぎ武//山本美月/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 片岡友彦は、非科学的なことは信じない天才脳科学者。とある南の島で不可解な死や謎がことが起こり、そのナソを究明するために島に赴く。

VRを使った仮想現実と、現実に起こっていることの境目がわかりにくいところ

清水崇監督は、小栗康平監督「眠る男」やそのほかの映画スタッフとして活動後、2001年「富江 re-birth」で映画監督デビューをしています。ホラー映画を始め、様々なジャンルの作品を手掛けています。

西畑大吾は、14歳より、ジャニーズ事務所に入所し、その後、2014年『ごちそうさん』に出演して注目されます。2018年には、なにわ男子としてデビューをしており、俳優業やアイドルと多彩な才能で活躍する俳優です。

生駒里奈は、乃木坂46の1期生オーディションに合格し、1stシングルではセンターを務めています。2018年に乃木坂46を卒業しています。2013年に「劇場版BAD BOYS J -最後に守るもの-」で映画初出演をしており、乃木坂46を卒業後も、様々な役で映画や舞台で活躍しています。

物語は、主人公の天才脳科学者が、奇怪なことが起こる島での謎を解き明かすため、VR研究チームと共にその島に行き、謎を救命していくストーリーです。

序盤からとあるパソコンのあるへやで不可解なことが起こるシーンが描かれます。

状況がよくわからないのですが、観ていくうちにとある島での不可解な事件だということがわかります。

VRゴーグルのようなものを使い、とある仮想空間のことだということもわかります。

主人公の片岡友彦がとある島に訪れ、ネット環境があれば良いということが説明され、研究に最適な島でありながら、非科学的なことも共存していると説明されます。

本作はホラー作品ともなるので、ここまでの流れで、この島で起こる不思議な出来事と、主人公の科学的視点による不可解な現象を解き明かしていく展開となります。

VRゴーグルを使った仮想現実の話を友彦はしますが、そこで、突然夜の海岸のVRの世界かもわからない場所に迷い込みます。

海岸の小屋で不可解な現象に巻き込まれた友彦ですが、VRの世界か現実なのか判断がつかなくなってきます。

中盤までは、なんとなく異様な島の雰囲気を描き、中盤以降は、徐々に怨念的なものが登場してきます。

怪奇現象は過去に島で亡くなった女性の怨念ではありますが、恐怖度的にはちょっと弱い印象です。

VRを使った仮想現実と、現実に起こっていることの境目がわかりにくいところがむしろ本作の特徴であり、過去の清水崇監督ではやっていなかった世界観ではあります。

問題は、その現象自体以外の要素がどうも描ききれていないところもあり、消化不良な印象もあります。

淡々と描いている内容と、感情移入すべき登場人物がわかりにくいところには、モヤモヤ感を感じます。

「村シリーズ」から「島シリーズ」とホラー作品を今後も続けるような気もしますが、清水崇監督作品で怖がりたい人には良い赤と思います。

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