【今週公開の新作映画】「バーナデット ママは行方不明(2023)」が気になる。

【監督】
【出演】

【あらすじ】主人公 バーナデットは、シアトルに暮らす専業主婦。日々、夫や娘と幸せな生活をしていましたが、極度な人間嫌いがあり、息苦しさから、突然、南極へ旅立つことになる。

バーナデットの行き詰まる気持ちをしっかりと開放してくれるようなケイト・ブランシェットの演技に注目

・リチャード・リンクレイター監督は、1988年「It’s Impossible to Learn to Plow by Reading Books」で監督デビューをし、1995年「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離」でミニシアター系の映画で人気となります。その後、2001年「ウェイキング・ライフ」で実写をデジタルペインティングした作品を制作し、2003年「スクール・オブ・ロック」では、ミュージカル・コメディの傑作として評価されています。2004年「ビフォア・サンセット」、2013年「ビフォア・ミッドナイト」と、恋人までの距離のシリーズとして続編も好評となり、非常に多彩な作風で器用な監督です。2014年『6才のボクが、大人になるまで。』では、ベルリン国際映画祭 監督賞、第72回ゴールデングローブ賞 監督賞をはじめとして多くの賞を受賞しており、ファンの多い監督です。

・ケイト・ブランシェットは、1994年『Police Rescue』で映画デビューをし、1997年『オスカーとルシンダ』で高い評価を受け、1998年『エリザベス』では各映画賞でノミネートされ、高い評価を受けています。2004年「アビエイター」では、アカデミー助演女優賞受賞を受賞し、2013年「ブルージャスミン」では、アカデミー主演女優賞受賞を受賞しています。「あるスキャンダルの覚え書き」「アイム・ノット・ゼア」「キャロル」など多くの作品で高い評価のある演技をみせる女優です。

・物語は、シアトルに住む専業主婦の主人公が日々の生活に息苦しさを感じ、南極に旅立っていくストーリーです。

・リチャード・リンクレイター監督は不思議な監督で、独特な雰囲気はありながらも、題材が毎回バラエティに富んでおり、メジャーな作品から、カルトな作品まで、色々な特徴を持つ監督です。それだけに、本作の内容にも気になるところがあります。

・本作には原作があり、2021年刊行のマリア・センプル著『バーナデットをさがせ!』となっています。

・ケイト・ブランシェットは、本作で、第77回ゴールデングローブ賞の主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされています。

・主人公 バーナデットを中心とした物語で、さらに家族との関わりあいと、バーナデットの息苦しく感じる毎日から、何かを探し当てるという流れでもあり、心和むような作品かと思います。

・とにかく予告編から感じられるバーナデットの行き詰まる気持ちをしっかりと開放してくれるようなケイト・ブランシェットの演技に注目したいところです。

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