【日本映画】「追想ジャーニー〔2022〕」★★★☆☆【感想・レビュー】

作品紹介

【監督】
【出演】/赤間麻里子/根本正勝/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 文也は、勉強もせずのらりくらりしている高校生。ある日、母親と喧嘩をし、その後居眠りをし、目覚めると舞台の上にいた。

追想ジャーニー

追想ジャーニー

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コンパクトにまとまった内容でもあり、サクッと観られながらも、意外とメッセージ性がしっかりしている作品

谷健二監督は、大学でデザインを学び、その後、自主制作映画を撮り始め、2013年「リュウセイ」で長編映画監督デビューをしています。以降、映画やCMなど映像作品を手掛けています。

藤原大祐は、2020年『女子高生の無駄づかい』でTVドラマデビューをし、2021年『愛のまなざしを』で映画デビューをしています。2022年「追想ジャーニー」では、映画初主演をし、今後が期待ができる俳優です。

高橋和也は、ロックバンド「男闘呼組」のメンバーとして活躍し、1988年「ロックよ、静かに流れよ」で映画初出演しています。その後、「男闘呼組」の活動休止により俳優活動を続け、2002年『ハッシュ!』では高い評価を得ています。2014年『そこのみにて光輝く』では、高崎映画祭最優秀助演男優賞を受賞しています。

物語は、自堕落な生活をしていた高校生の主人公が、ある日、夢か現実かわからないような場所で目覚め、それが、自分自身の過去の出来事を振り返る場所となっていることに気がつき、48歳の自分自身と自分の人生を振り返っていくストーリーです。

序盤から、高校生の文也が自堕落な生活をしながら、母親に怒られるシーンから始まります。

そこから居眠りをしてしまい、舞台の上で目覚め、とある男性と出会います。

舞台上で、みずからの人生を振り返るような演劇になり、劇中劇のような流れで、過去の出来事を振り返っていきます。

文也が出会った男性は、30年後の自分自身であり、夢か現実かわからないような状況で、過去を振り返り人生を見直していく展開となっていきます。

演出が独特であり、舞台上で物語が描かれ続け、現実と夢の間での回想、というか、追想をしながら、過去の出来事を見直していく展開です。

構造としては、なんとなくドラえもん感もあり、未来の自分が過去の自分の行動を見直し、将来を考え直していく展開です。

劇場内で物語が展開していき、作品自体は舞台風な内容となるので、演出自体はちょっとひねりが効いています。

夢を持っていた時期と、年齢も重ねた自分自身とが人生を振り返りながら、うまく行かなった人生がどうなっていったかがわかってきます。

「ここは、時空がアレで、アレだから」

自分自身の人生が18歳以降、様々なことが起こるわけで、文也自体も、先の人生がわからないので、48歳の自分がうまく行かなかった人生を振り返りつつ、将来を知ったことで、なにをやり直せるのかを模索していきます。

66分の上映時間ですが、コンパクトにまとまった内容でもあり、サクッと観られながらも、意外とメッセージ性がしっかりしている作品です。

予告編

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