【監督】スティーヴン・スピルバーグ
【出演】ハリソン・フォード/ケイト・ブランシェット/カレン・アレン/シャイア・ラブーフ/イゴール・ジジキン/レイ・ウィンストン/ジョン・ハート/ジム・ブロードベント/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】舞台は、1957年。主人公 インディ・ジョーンズは、核実験が行われているエリア51の機密物保管倉庫に連行される。そこで、見つけた強い磁気で禁足を引き寄せるミイラが発端で、新たなる冒険が始まる。
さほど駄作というわけではなく、むしろ、インディ・ジョーンズってこんな作品だったよなぁというところ
・スティーブン・スピルバーグ監督は、「激突」で映画監督デビューをして以来、エンタテイメントとドラマと幅広い作風で映画を制作しています。
・ハリソン・フォードは、役者を志し、1966年に『現金作戦』で映画デビューをしています。その後も大工仕事との掛け持ちで俳優業を行い、1977年「スターウォーズ」のハンソロ役で絶大な人気を得ています。
・ケイト・ブランシェットは、1994年『Police Rescue』で映画デビューをし、1997年『オスカーとルシンダ』で高い評価を受け、1998年『エリザベス』では各映画賞でノミネートされ、高い評価を受けています。2004年「アビエイター」では、アカデミー助演女優賞受賞を受賞し、2013年「ブルージャスミン」では、アカデミー主演女優賞受賞を受賞しています。「あるスキャンダルの覚え書き」「アイム・ノット・ゼア」「キャロル」など多くの作品で高い評価のある演技をみせる女優です。
・物語は、主人公 インディ・ジョーンズが、仲間とともに、クリスタル・スカルの謎を突き止めていくストーリーです。
・序盤から、エリア51にある謎のミイラが発端となり、物語が進んでいきます。
・このときのハリソン・フォードは、66歳ともなり、前作から、19年ぶりということも含め、ハリソン・フォード自体、アクションはかなりつらいんじゃないかなぁと思います。
・とはいえ、あの衣装を着ているとそれだけでインディらしさがあり、冒険アクションとしてワクワクします。
・序盤から、1作目の失われたアークを彷彿させるような展開でもあり、この倉庫の中にあるアークも一瞬映ります。
・倉庫でのアクションも、メインテーマが流れてアクションとなるので、まさしくインディ・ジョーンズ感があります。
・その後の実験場のシーンからの脱出は、到底助かる感じはないのですが、このあたりは、本作の脈絡と物語感が、なんとなくツギハギだらけ感を思います。
・今回は、ハリソン・フォードの年齢的なところもあり、若手のキャラクターを登場させているので、アクションは、そっちに任せているところもありますが、前作のハリソン・フォードとショーン・コネリーのコンビから考えると、いまいちなところがあります。
・結局、インディが活躍する展開となりますが、冒険している感という点では、過去作よりかはちょっと劣る感じはあります。
・1作目の失われたアークから関連するキャラクターが多数出演しており、1作目とのつながりが本作のインディらしさとも言えますが、妙なこじつけ感もあります。
・終盤のクリスタル・スカルの謎の究明からは、ちょっとトンデモ設定になってきますが、序盤から薄々感じ取れますが、本作は、どうも支離滅裂感のあるシナリオでもあり、CGを過度に頼ってしまったところも、問題だったのかもしれません。
・トンデモ映画感はありますが、インディ・ジョーンズの良さというを再確認できるという点と、失われたアークからの続編と思えば、さほど駄作というわけではなく、むしろ、インディ・ジョーンズってこんな作品だったよなぁというところは感じます。
・とはいえ、もうちょっと手作り感があったほうが良かったです。
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