【監督】トッド・フィールド
【出演】ケイト・ブランシェット/ノエミ・メルラン/ニーナ・ホス/
【あらすじ】主人公 リディア・ターは、ドイツのオーケストラで首席指揮者と選ばれる。天才的な能力とプロデュース力で有名となるも、マーラーの交響曲第5番の演奏や新曲制作のプレッシャーで精神的に追い詰められていく。
時間が158分もあるので、観るのにはなかなか気合が必要
トッド・フィールド監督は、映画製作を学びながら、俳優業も行い、1987年「ラジオ・デイズ」で映画初出演をしています。その後、2001年『イン・ザ・ベッドルーム』で監督デビューをし、2006年『リトル・チルドレン』を監督以来、監督の機会がありませんでしたが、2022年「TAR ター」を制作し、非常に高い評価を得ています。
ケイト・ブランシェットは、1994年『Police Rescue』で映画デビューをし、1997年『オスカーとルシンダ』で高い評価を受け、1998年『エリザベス』では各映画賞でノミネートされ、高い評価を受けています。2004年「アビエイター」では、アカデミー助演女優賞受賞を受賞し、2013年「ブルージャスミン」では、アカデミー主演女優賞受賞を受賞しています。「あるスキャンダルの覚え書き」「アイム・ノット・ゼア」「キャロル」など多くの作品で高い評価のある演技をみせる女優です。
本作の主人公 リディア・ターは、架空の人物で実在してるわけではありません。
物語は、ドイツの天才的指揮者の主人公が、制作と交響曲の演奏にだんだんとプレッシャーを感じ、ある日、指導した若手指揮者が死亡したことで嫌疑をかけられていくストーリーです。
時間が158分もあるので、観るのにはなかなか気合が必要なのかもしれません。
予告編では、「映画史に残る衝撃のラスト」と言っているところもあり、ただの指揮者が思い悩んでいくだけの映画ではなさそうです。
ケイト・ブランシェットは、数々の賞を受賞している名優ではありますが、個人的にはさほど彼女の作品を見ているわけではないので、本作で彼女の作品に興味が持てるのかなぁとも思っています。
主人公の名前が本作の題名でもあり、主人公視点で展開される作品かと思います。
難解さもなさそうなので、じっくりと腰を落ち着けて観る映画として良いのかと思います。