【監督】田中亮
【脚本】古沢良太
【出演】長澤まさみ/東出昌大/小手伸也/小日向文世/松重豊/瀬戸康史/城田優/生田絵梨花/広末涼子/織田梨沙/関水渚/赤ペン瀧川/石黒賢/梶原善/徳永えり/高嶋政宏/生瀬勝久/真木よう子/角野卓造/江口洋介/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】かつて「ツチノコ」という英雄が、世界中の悪しき富豪から美術品を騙し取り存在していた。地中海のマルタ島で、幻の古代ギリシャ彫刻「踊るビーナス」をめぐる騒動に発展していく。
伏線回収が主体の作品が好きな人に
・田中亮監督は、TVドラマの「コンフィデンスマンJP」で」4話ほど作品を演出しており、本作でも、監督として抜擢されています。
・脚本の古沢良太は、『アシ!』で第2回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞を受賞後、様々な作品に関わり、「キサラギ」「ALWAYS 三丁目の夕日」「リーガル・ハイ」等の脚本を務めています。特にオリジナル脚本も書くことがあり他の脚本家と比べても独特な内容の物語をつくります。
・長澤まさみは、東宝「シンデレラ」オーディションで史上最年少の12歳でグランプリを獲得し、その後、映画『クロスファイア』で映画デビューしています。ティーン雑誌『ピチレモン』の専属モデルとしても活躍し、2004年『世界の中心で、愛をさけぶ』のヒロイン役としても話題となり、多彩な演技で注目されている女優です。
・主題歌は、Official髭男dism 「Anarchy」です。
・物語は、ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人が幻の古代ギリシャ彫刻「踊るビーナス」をめぐり、詐欺を繰り広げるストーリーです。
・序盤から、英雄の「ツチノコ」のことが描かれますが、さほど気にしなくて良いです。
・始まってすぐに映る生き物は暗くてわかりにくいですが、ツチノコということです。
・ほぼほとんどのセリフが説明セリフとCGと、カメラ目線での会話となり、回想シーン等もほぼ過去のコンフィデンスマンJPの構成を踏襲しているので、過去のファンとしてはさほど違和感はない作りとなりますが、映画3作目となるとさほど新鮮味は感じません。
・むしろスタッフが海外旅行をして、サクッと撮影をしているという印象は否めませんが、実際に撮影された場所は、和歌山県のポルトパークとなっており、日本国内でもそれらしい観光ができることがわかります。(※予備知識無しに映画を観た場合は、全くわかりませんが。)
・信用詐欺を行い、したり顔をする長澤まさみも、リチャードのサクッとこなす行動も、ボクちゃんの間抜けそうで、それでも役に立っている点は、毎回のお約束であり、なんら、違和感もなく鑑賞できるかと思います。
・劇場版3作目となると、ほぼルーチンワークでもあり、観る側的にもほぼマンネリ感の上に成り立っているのは順当です。
・まあ、こういう伏線回収が主体の作品が好きな人には良いのかもしれません。
コンフィデンスマンJP 英雄編 超豪華版(数量限定商品)(特典なし) [Blu-ray]