作品紹介
【監督】矢崎仁司
【出演】北村匠海/小松菜奈/吉沢亮/小林由依/水谷果穂/山谷花純/加藤雅也/趙たみ和/寺島しのぶ/永瀬正敏/
【あらすじ】音信不通だった父が2年ぶりに家に帰ってくる。手紙を受け取った次男・薫は、その年の暮れに実家へと向かった。しかし、そこには兄の姿はなく、すでに他界していたことを知る。幼い頃の記憶を回想しながらも、壊れかけた家族をもう一度つなぐ奇跡のような出来事が、大晦日に訪れようとしていた─。
矢崎仁司監督は、学生の頃から映画を制作し、1980年『風たちの午後』で監督デビューをしています。1992年『三月のライオン』がベルリン国際映画祭ほか世界各国の映画祭で上映され、評価を得ています。「無伴奏」「三月のライオン」の作品を制作してきた監督です。
北村匠海は、もともと、ダンスロックバンド「DISH//」で活動をしていましたが、役者としての活動も増やしてきてしています。
小松菜奈は、モデルとして雑誌で活躍後、中島哲也監督の「渇き」で映画デビューしています。2016年にはシャネルのブランドアンバサダーを務めたことのある女優です。
物語は、音信不通だった父が実家に帰ってくるということで、家族5人が集まるが、そこに長男姿はなく、2年前に他界していたことを知る。壊れかけた家族でありながらも、大晦日の日に奇跡が起きようとしていた。
原作は累計55万部を突破する西加奈子の同名小説です。
西加奈子の作品の映画化は、「きいろいゾウ」「円卓」「まく子」に続いて、本作は4作目となります。
主題歌は、東京事変「青のID」となっています。
題名のさくらは、犬の名前「サクラ」にちなんだところと、桜の木のところに意味がかかっていると思われます。
あらすじ自体はベタな印象もありますが、監督といい、原作者といい、予想とはちょっと違うところがあると思っています。
北村匠海と小松菜奈は、最近多くの映画に出演しており、マンネリ化しないか不安な感じもします。
永瀬正敏と寺島しのぶの夫婦ということですが、かなり濃い夫婦だよなぁとは思います。
少なくとも、正攻法な作品ではない印象は感じます。