【監督】白石晃士
【出演】玉城ティナ/橋本マナミ/楽駆/麿赤児/森七菜/仁村紗和/大場美奈/森優作/片岡礼子/藤田富/波岡一喜/
【個人的評価】★★★★☆
【あらすじ】「深夜0時に開く秘密のサイト『地獄通信』で依頼すると、地獄少女が現われて恨みを晴らしてくれる」という都市伝説があり、主人公 市川美保は、学校でその話題を知る。大好きなアーティスト・魔鬼のライブで知り合った南條遥とともに2人は魔鬼に魅了されていくが、魔鬼はライブで行う儀式に「遥」を生贄にしようとしていることに気づく。
気持ち悪いものに耐性がない人にはおすすめはしません
・白石晃士監督は、学生時代に自主映画を作成し、多くの監督のスタッフとして活動したのち、1997年『暴力人間』が評価され、2004年『呪霊 THE MOVIE 黒呪霊』で長編映画初監督を担当し、その後も多くの映画の制作に関わっています。
・玉城ティナは「ミスiD2013グランプリ」を受賞しており「ViVi」の専属モデルでもありました。2015年「天の茶助」で映画初出演をし、2018年「わたしに××しなさい!」で初主演をしています。ドラマやバラエティでも活動し、活動の幅を広げています。
・物語は、秘密のサイト「地獄通信」で依頼をすると、地獄少女が恨みを晴らしてくれるということですが、依頼者も、死後に永遠の地獄に引き込まれてしまうというところがあるということがわかっていきます。
・本作は、TVアニメが2003年頃から企画され、2005年から、アニメ放送が行われ、2017年までに4期の作品が作られています。
・アニメの作中では、閻魔あいは、Macintosh 128Kを使用しています。
・マンガ連載も行われ、講談社『なかよし』で連載されていました。
・気になるところは、ちょっとまともな考えのキャラクターが少なく、突飛なところもあるので、違和感を感じますが、そもそも、閻魔あいの存在自体が突飛でもあるので、そこはあまり気にしないほうが良いかもしれません。
・むしろ、無表情に演じられるところがよかったのではと思います。
・骨女・一目連・輪入道と、贅沢な配役をしていながらも、むしろ、素でも演じられるのではないのかと思ってしまう配役でもあり、ココには違和感はありません。
・ルポライターとして、波岡一喜が出演しており、過去に印象の強かった「レディinホワイト〔2019〕」を観ているだけあって、むしろ、もっと活躍してほしかった気もします。
・アニメ版やコミック版を一切観ていませんが、理解ができない展開でもなく、むしろ、美保を中心に物語が展開していくので、理解に苦しむこともありません。
・ただし、魔鬼へのファンとなるところには、その魅力がちょっと伝わりにくい点もあり、そこについていけない要素もあります。
・全体的にはわかりやすい流れでもあるので、サクッと観られますが、多少グロテスクなところもあり、その部分だけは注意して観たほうがよいので、気持ち悪いものに耐性がない人にはおすすめはしません。