【洋画】「グレイハウンド〔2020〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/エリザベス・シュー/
【個人的評価】

【あらすじ】第二次世界大戦中の大西洋の米海軍の護衛艦隊を指揮するクラウス中佐は、乗艦する駆逐艦キーリングで、商船を護衛する任務に就く。しかし、ドイツ軍のUボートに遭遇をし、戦闘となっていく。

戦闘シーンと海の描写がとても迫力があり、コロナ禍で劇場公開がなかなか出来なかった作品

アーロン・シュナイダー監督は、アメリカ人の映画製作者兼撮影監督です。2003年「Two Soldiers」で、アカデミー賞のベストライブアクションショートフィルムを受賞し、2009年「Get Low」で長編監督デビューをし、批評家から高い評価を受けています。

トム・ハンクスは、1980年『血ぬられた花嫁』で映画デビューをし、全米長寿バラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』などでも活躍するコメディアン的側面を持ちながらも、『フィラデルフィア』『フォレスト・ガンプ/一期一会』などでアカデミー主演男優賞を受賞しており、名実ともに兼ね備えた俳優です。

物語は、第二次世界大戦中の大西洋での物語で、大西洋以外での物語が描かれるところはほとんどありません。

商船を護衛する目的で37隻の船団で航海をしていますが、ドイツ軍のUボートと戦闘になり、船団を指揮する視点からその海戦を描いていくストーリーです。

ほとんどのシーンは海上でのシーンとなり、船団自身を護衛している駆逐艦キーリング船上での展開となっています。

広い海上で遠くの船団の様子を見ながらの展開となるので、全体的な状況は船団の指揮官クラウスに伝えられる情報がストーリーを筋立てています。

商船を護衛している駆逐艦上ですが、当然ドイツ軍からの攻撃があり、潜水艦相手に機雷で攻撃をする展開となっています。

戦い自体は、潜水艦の方が有利に思えますが、意外と魚雷攻撃を避け、見事に勝ち抜いていきます。

しかし、目的自体は、商船の護衛ということから、実際には戦いに勝利するよりも、船団を守ることが最優先の任務となっています。

「ヨーソロ」「アイサー」という航海用語がとても何度も出てきますが、この辺りは、ちょっとテンションが上がります。

食事もろくに取れずに、指揮官として指示を下していくクラウス中佐視点で描かれており、よくある戦争映画よりもちょっと視点が異なるところがあります。

コレもまた戦争映画としてはちょっと面白く、新しい描き方かもしれません。

大きなストーリーはありますが、ザックリとドラマ性というよりも淡々と船団を護衛する駆逐艦上での場所が限定されたシナリオです。

海上の波飛沫がかなり臨場感があり、低い位置から見る波の動きには、迫力があります。

戦闘シーンと海の描写がとても迫力があり、コロナ禍で劇場公開がなかなか出来なかった作品ですが、Apple TV+での公開と変更されたことで、Apple TV+に加入している人であればすぐに観られます。

Apple TV+は2019年からサービスが開始されていますが、Apple製品を購入した人を対象に1年間無料で観られますので、最近iPhoneを購入した人は、気軽に観られます。

グレイハウンド(GREYHOUND)

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