【洋画】「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム〔2022〕」★★★★☆【感想・レビュー】

作品紹介

【監督】ジョン・ワッツ
【出演】トム・ホランド/ゼンデイヤ/ベネディクト・カンバーバッチ/ジョン・ファヴロー/ジェイコブ・バタロン/マリサ・トメイ/ウィレム・デフォー/アルフレッド・モリーナ/ジェイミー・フォックス/トーマス・ヘイデン・チャーチ/リス・エヴァンス/
【個人的評価】★★★★☆

【あらすじ】主人公 ピーターは、前作でミステリオを倒すが、そのことでミステリオ殺害の容疑がかけられてしまいます。スパイダーマンの正体も暴かれてしまい、行き場を失ってしまう。その窮地から脱するために、ドクター・ストレンジを訪ね、スパイダーマンが知られていない世界にしてほしいと頼む。

ある程度世界が守られたあとのストーリーが本作のスゴいところ

ジョン・ワッツ監督は、2014年「クラウン」で初監督をし、その後、2017年「スパイダーマン: ホームカミング」以降、新生スパイダーマンシリーズを監督し続けています。

トム・ホランドは、イギリスの俳優で、2015年『マーベル・シネマティック・ユニバース (MCU)』でのスパイダーマン役に抜擢され注目されています。秘密を隠すことが苦手らしく、「アベンジャーズ」でのインタビュー時にネタバレしそうになったことが何度もあったようです

2017年『スパイダーマン:ホームカミング』2019年『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』に次ぐシリーズ3作目であり、「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)の27作目です。

キャッチコピーは、「全ての運命が集結する」

ベネディクト・カンバーバッチ演じるドクター・ストレンジが登場しています。

当然ですが、2017年『スパイダーマン:ホームカミング』2019年『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』を観ておくほうがかなり楽しめる作品かと思います。

物語は、前作の宿敵 ミステリオを倒したことで、スパイダーマンの正体が暴かれ、そのことで行き場をなくした主人公は、スパイダーマンを世間が知らない世界に変えるように、ドクター・ストレンジの力を借りる事となるストーリーです。

序盤から、前作の続きして、スパイダーマンの正体がバラされるということから始まります。

ピーター・パーカーがスパイダーマンであるということで、色々と非難もされたことで、ドクター・ストレンジの魔力でスパイダーマンの正体が明かされていない世界に変えてもらうようにします。

そのことで、マルチバースが発生してしまいますが、マルチバースという言葉の説明もキッチリと作品の中で説明をしてくれます。

スパイダーマンのスーツは結構便利だなぁと改めて思います。

「死ぬ運命なら、死ぬだけだ」

マルチバース化をしたことで、他のスパイダーマンの世界のキャラクターが登場しはじめ、むしろ、このマルチバースという設定があるからこそ、本作がとても良い作品に見えるところでもあります。

ピーター・パーカーが複数登場しますが、この演じている人らはしっかりとオリジナルです。このあたりのキャラクターの使い方は本当に絶妙です。

「人助けってものは、後で仇になるものだ。」

過去のスパイダーマンが登場してきますが、そういった意味で、実は、2002年のスパイダーマンから続き、アメイジング・スパイダーマンを包括して、すべてのスパイダーマンがまとめとなってきます。

このまとめ方は、過去にこのような作品はなかったとも思われる構成力であり、名作に感じられるところでもあります。

2018年「スパイダーマン:スパイダーバース」はアニメーションのスパイダーマンではありますが、本作の根幹と似ているところはあります。

「大いなる力には、大いなる責任が伴う」というのはスパイダーマンという作品のテーマにもなりますが、見事にそれを表現しています。

「約束だぞ」

「じゃあ、また」

ある程度世界が守られたあとのストーリーが本作のスゴいところではあり、この集約の仕方は、アベンジャーズを超える感動があったと思っています。

スパイダーマンという作品を総括しながらも、MCUの世界観も取り入れ、さらに進んでいくような展開は、まさしくここ数年のマーベル映画の素晴らしいところではあります。

エンドロール後も、注意して作品を見届けて欲しく、次なる派生もしっかりと提示されているところは、マーベルの幅広いファン層の期待に応えているところです。

予告編

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム (吹替版)

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スパイダーマン:ホームカミング (吹替版)

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