作品紹介
【監督】英勉
【出演】吉野北人/宮世琉弥/志田彩良/松井奏/高石あかり/堀未央奈/忍成修吾/上村海成/川島鈴遥/荒井啓志/松本大輝/星乃夢奈/榊原有那/藤堂日向/菊地姫奈/大峰ユリホ/阿佐辰美/兼光ほのか/日高麻鈴/大東立樹/金野美穂/鈴川紗由/浅野竣哉/青島心/楽駆
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 池永柊夜は私立学校に通う学生。ある日クラスメイトと先生をあわせた序列を届けられる。その犯人がわからない中、序列一位だった生徒が謎の死を遂げる。
それぞれのキャラクターの顔芸がコントのようでもあり
英勉監督は、「はなぶさつとむ」と読むそうで、CMやテレビドラマ制作を経て、「ハンサム★スーツ」で映画監督デビューをしています。
吉野北人は、2014年4月「VOCAL BATTLE AUDITION 4」に合格し、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのボーカルとして正式メンバーとなっています。2019年「PRINCE OF LEGEND」で映画デビューをし、CMやドラマなどで活躍しています。
宮世琉弥は、小学5年生でスカウトされ、EBiDANの研究生として活動後、M!LKで活動をしています。2019年「夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風「ナツヨゾラ」」で映画初出演をし、その後、テレビや映画で活躍しています。
本作は、陽東太郎が原作のコミック「遺書、公開。」を元に制作された作品です。
物語は、謎の人物から学校のクラスに担任も含めた序列が届けられる。ある日、序列1位だった生徒が謎の死を遂げ、数日後、遺書が届けられる。そのことがきっかけで彼らの中で、本性があぶり出されていくストーリーです。
序盤から、私立灰嶺学園のクラスの朝の風景が描かれ、そこで、2年D組のクラス全員に序列がつけられたメールが送りつけられます。
序列の内容がよくわからないまま、学生生活が送られながら、半年後に序列1位である姫山椿がトイレで首を吊り謎の死を遂げてしまいます。
姫山椿の葬式後、クラス全員に遺書のようなものが置かれ、その内容が姫山椿の死の理由が書かれている可能性もあり、クラスの中でそれぞれ遺書を公開し合うことをします。
姫山椿からの素性が徐々に明かされていくのですが、クラスメイト同士の関係がそれぞれ浮かび上がってくるところがあり、それぞれのキャラクターの顔芸がコントのようでもあり、むしろこのコント感がシリアスのように見えて、ギャグに見えます。
「椿は死んだんだけど、それはどうするの?」
「なんで嫌いだか、わかる?」
中盤以降で高石ひかりが遺書公開をしますが、ここはもうすでにコントです。
いままで他の生徒が顔芸をしながら遺書公開をしますが、他の生徒を凌駕する顔芸になっており、この作品のすべてが、若手俳優の個人技大会となっていきます。
もう、本編はどうでも良い感じで、各生徒がそれぞれどこまで個人芸ができるのか?というところになっていきます。
本作の楽しみ方は、その個人芸を観る感じであり、各俳優がそれぞれ今後のキャリアのためにオーディション向けの演技力披露合戦と思うと、本作の内容がしっくりきます。
「誰が、なんのために、姫山の名前を、死を利用してこんなことをしているのか。」
結局、そのことが本作の謎なところで、その謎要素が物語を観ていくモチベーションとなるのですが、とはいえ、ご都合主義のような物語の展開でもあるので、いまいちしっくりしないオチなところもあります。
本作はほとんどが教室の中で行われ、あとは回想シーンなどで描かれており、場面の移り変わりが少ないのですが、クラスのキャラクターが徐々にフォーカスされていく展開では、観続けられるところはあります。
序盤の時点で本作のおおよその展開が読めるようなところはありますが、リアリティ自体はないので、どのような展開となっても特に衝撃を受けることもなく、むしろ、意外性で引っ張らないとストーリーが持続できない点では、もうちょっと工夫がほしかったところです。
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