作品紹介
【監督】松木彩
【出演】鈴木亮平/賀来賢人/高杉真宙/生見愛瑠/宮澤エマ
【あらすじ】主人公 喜多見は、救命医療チームとして働くドクター。モバイル・エマージェンシー・ルーム=MERの医者として活動をし、「南海 MER」の試験運用のために沖縄や鹿児島の離島地域を担当する。
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テレビドラマ版や前作を観ていなくても楽しめる内容かと
松木彩監督は、TBSテレビのディレクターで、2017年「わにとかげぎす」で演出デビューをしています。「下町ロケット」「半沢直樹」などの演出をし、2021年「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」でも演出をしています。2023年「劇場版TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」で映画監督デビューもしており、テレビ局の演出家でもあります。
鈴木亮平は、大学で演劇サークルに入り、そこで役者の道を進むことを決断します。2006年『レガッタ~君といた永遠~』で俳優デビューをし、2007年『椿三十郎』で映画初出演をしています。その後、2014年のNHK朝の連続テレビ小説『花子とアン』でヒロインの相手役を務め、2018年には、第57回NHK大河ドラマ『西郷どん』で大河ドラマ初出演にして初主演をしています。テレビや映画で活躍をし、存在感のある演技に定評があります。
賀来賢人は、芸能事務所からスカウトされ、2007年「神童」で俳優デビューをしています。2009年『銀色の雨』映画初主演を果たし、テレビや映画で活躍をしています。2016年に榮倉奈々と結婚をしており、義理叔母は女優の賀来千香子となります。
物語は、TOKYO MERが発足後、全国でMERが誕生し、南海の離島地区でも活動を行うこととなるが、そこで鹿児島県の諏訪之瀬島で火山が噴火し、南海MERが島民を救うために島に向かうストーリーです。
本作は、テレビドラマ「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」の劇場版第二作となっており、今回は都会ではなく、鹿児島から沖縄までの海洋地域の救命組織としての活動を描いています。
前作の劇場版から2年後の物語ではありますが、それも特に重要な要素ではないです。
テレビドラマからのキャスト以外に、新しいキャラクターも登場しており、テレビドラマ版や前作を観ていなくても楽しめる内容かと思います。
オリジナル脚本のドラマとしては、映画版の成功もあり、珍しい作品でもあります。
制作は、大映テレビでもあり、絶妙な作風は大映テレビの由来しているところかもしれません。
TOKYO MERというタイトルではありますが、東京ではなく、南海を舞台にしている点はツッコミどころかもしれませんが、これも、大映テレビテイストなのかもしれません。