作品紹介
【監督】内田英治
【出演】北村有起哉/円井わん/岩崎う大/大山真絵子/中心愛/片岡礼子/岡谷瞳/
【あらすじ】主人公 野島は、映画監督を夢見ながら、助監督として撮影現場で働く男。とある仕事で自伝小説の映画化に関わり、それがきっかけで徐々に日常が崩壊していく。
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映画製作現場を舞台とした作品でもあり
内田英治監督は、テレビのディレクターや雑誌ライターを経て、1999年に脚本家デビューをし、その後、2004年『ガチャポン!』で映画監督デビューをしています。2019年「全裸監督」など独特な作風の監督です。
北村有起哉は、1998年『カンゾー先生』で映画デビューをし、多数の映画やドラマ、舞台で活躍しています。2016年『太陽の蓋』で初主演をし、主役から脇役まで器用に演技のできる俳優です。
物語は、映画の助監督の主人公が、とある映画の撮影で自伝小説の映画化に関わるが、主役の人物は小説の内容とは異なることがわかり、そのために、徐々に日常が崩れていくストーリーです。
本作は、逆火(ぎゃっか)と読み、意味深なタイトルでもあります。
原案は、内田英治監督となり、完全オリジナル脚本のヒューマンサスペンス映画となります。
主人公は、北村有起哉となりかなり渋い印象ですが、むしろリアリティを感じる印象もあり、適役に思えます。
映画製作現場を舞台とした作品でもあり、映画がビジネスであるのか、それとも芸術なのかで苦悩するようなところもあるようです。
108分の作品でもあり綺麗にまとまった作品かと思いますが、メッセージ性が強そうでもあるので、多少心構えを持って観たほうがよいように思えます。