作品紹介
【監督】矢口史靖
【出演】長澤まさみ/瀬戸康史/田中哲司/安田顕/風吹ジュン/
【あらすじ】主人公 鈴木佳恵は、看護師の夫 忠彦と暮らす女性。2人は、5歳の娘 芽衣を事故で亡くして以来、悲しみにくれる日々を送っていたが、ある日、娘に似た人形を見つける。
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今までの作風がコメディ的な作品が多かったこともあるので、今回は新境地な感じも
矢口史靖監督は、学生時代に8mmによる映画製作をはじめ、1993年『裸足のピクニック』で長編映画監督デビューをし、その後、常に脚本兼監督というスタイルで独自の作品を作り出している映画監督で、代表作に「ひみつの花園」「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」「ハッピーフライト」などがあります。
長澤まさみは、東宝「シンデレラ」オーディションで史上最年少の12歳でグランプリを獲得し、その後、映画『クロスファイア』で映画デビューしています。ティーン雑誌『ピチレモン』の専属モデルとしても活躍し、2004年『世界の中心で、愛をさけぶ』のヒロイン役としても話題となり、多彩な演技で注目されている女優です。
瀬戸康史は、2005年にオーディションで準グランプリを獲得し、芸能界デビューをしています。その後、2007年「となりの801ちゃん」で映画デビューをし、2008年『仮面ライダーキバ』の主人公を演じています。映画やテレビ、舞台で活躍する俳優です。なお、2020年に山本美月と結婚をしています。
第45回ポルト国際映画祭にて「Best Film Award」を受賞。
物語は、子どもを亡くしてしまった夫婦が、骨董屋で見かけた娘に似た人形を手に入れることでトラブルに巻き込まれていくストーリーです。
主役は長澤まさみですが、ストレートの髪型とこの雰囲気は、ちょっと一瞬、誰だかわかりにくいところはあります。
矢口史靖監督の原案・脚本・監督作品でもありますが、過去にホラー感のある作品はあまり制作してきていないところもあり、今回はいつもの矢口史靖監督のテイストとは異なる作品かと思います。
矢口史靖監督自身はテレビドラマでは、学校の怪談シリーズで作品を制作していたこともあるので、さほど問題鼻息もします。
むしろ、今までの作風がコメディ的な作品が多かったこともあるので、今回は新境地な感じもします。
個人的には「WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜」のようなハウトゥ作品も嫌いではないです。「WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜」は、伊藤英明のキャラクター性が突出していたこともあり、矢口史靖監督の功績とはちょっと違う気もしますが。