作品紹介
【監督】前田哲
【出演】鈴木亮平/有村架純/鈴鹿央士/ファーストサマーウイカ/安藤玉恵/オール阪神/オール巨人/
【あらすじ】主人公 加藤俊樹とフミ子は大阪で暮らす兄妹。兄の俊樹は妹のことを想い、日々を過ごしていた。
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人情物な作品かと思われますが
前田哲監督は、フリーの助監督として多数の作品に参加、1998年オムニバス映画『ポッキー坂恋物語』で監督デビューしています。
鈴木亮平は、大学で演劇サークルに入り、そこで役者の道を進むことを決断します。2006年『レガッタ~君といた永遠~』で俳優デビューをし、2007年『椿三十郎』で映画初出演をしています。その後、2014年のNHK朝の連続テレビ小説『花子とアン』でヒロインの相手役を務め、2018年には、第57回NHK大河ドラマ『西郷どん』で大河ドラマ初出演にして初主演をしています。テレビや映画で活躍をし、存在感のある演技に定評があります。
有村架純は、2010年に『ハガネの女』でドラマ初出演をし、その後、連続テレビ小説 『あまちゃん』で小泉今日子演じる主人公の母親の若かりし頃を演じて人気となり、高感度の高い役者です。
物語は、主人公の兄妹が大阪で暮らしながら、暮らしてきたが、妹の結婚により妹の抱える秘密が明らかになるストーリーです。
本作は、2005年第133回直木賞を受賞した朱川湊人の小説「花まんま」が原作となっています。
朱川湊人は2013年「赤々煉恋」が映画化されており、本作は2作目の映画化となっています。
鈴木亮平と有村架純という組み合わせは初共演であり、なんとなくどちらもアクの強い印象があります。
大阪を舞台に描かれており、有村架純自体は兵庫県尼崎市、鈴木亮平は兵庫県西宮市の出身でもあるので、大阪弁や関西の雰囲気は十分に持っているのかと思います。
両親を亡くした2人の兄妹の物語でもあり、2人に感情移入できるような作品かと思われるので、しっかりと観やすい作品になっているのかと思われます。
人情物な作品かと思われますが、主演の二人の個性もあり、しんみりというよりもストレートにメッセージの伝わってくる作品に思われます。