作品紹介
【監督】鶴巻和哉
【脚本】榎戸洋司/庵野秀明/
【声の出演】黒沢ともよ/石川由依/土屋神葉/
【個人的評価】★★★★☆
【あらすじ】主人公 アマテ・ユズリハは、スペースコロニーに住む女子高生。戦争難民のニャアンと出会い、非合法なモビルスーツ決闘競技「クランバトル」に出場していくことになる。
まずは、この新しいガンダムを見届けておくのが良いのかも
鶴巻和哉監督は、1985年頃から原画マンとしてアニメ作品を制作し、『ふしぎの海のナディア』でガイナックス作品に参加、以降、『新世紀エヴァンゲリオン』で副監督と担当しています。1994年「新・トップをねらえ!科学講座」で初監督をし、以降、「フリクリ」「トップをねらえ2!」などの監督もしています。
庵野秀明は、幼い頃よりアニメや特撮に興味を持ち高校生では美術部長を務め圧倒的な画力があったそうです。大阪芸術大学映像計画学科でアニメの世界に触れ、自主制作映画を作っています。そのスタッフは後にガイナックスの主要メンバーとなっています。様々な劇場アニメの作画に携わり、『風の谷のナウシカ』の巨神兵のシーンの担当をしています。1988年『トップをねらえ!』で商業映画初監督をし、1997年には「新世紀エヴァンゲリオン」で社会現象にもなる作品を作り出しています。実写作品も制作しており、非常にこだわりの高い監督です。
物語は、スペースコロニーに住む女子高生の主人公が、非合法なモビルスーツ決闘競技の「クランバトル」に参加し、最新の「GQuuuuuuX」に乗り、戦っていくストーリーです。
主題歌は、米津玄師『Plazma』となっています。
序盤から、ネタバレとなるので、詳しいことは書けません。すみません。
今回は、アニメ制作自体が「エヴァンゲリオン」を制作したカラーが行っており、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のときのような作画でもあり、モビルスーツの動きやデザインは、緻密ながらもよく動きます。
本作は、TVアニメ放送の前に編集版として 劇場版として用意した作品ですが、今までは、テレビアニメ化から劇場アニメの流れで制作するパターンが多かったパターンとは違い、まずは映画で序盤の編集版を公開してから、TVアニメの放送となります。
いきなり映画公開から始まるので、なかなか集客が難しいようにも見えますが、映画クオリティで制作された作画でもあり、これをTVアニメで放送するというのは、非常に手間隙がかかっているのかと思います。
少なくとも、まったくガンダムを知らない人でも観られるのではないかな?とも思え、初めて見るガンダムが本作とするならば、それはそれで貴重なところでもあります。
今回の主人公のマチュ、シュウジ、ニャアンの3人はキャラクターとしてはわかりやすいのですが、マチュの行動思考はちょっとわからないところでもあり、今までのガンダムの主人公とは異なり、あまりマチュの友人関係や個性などは希薄な感じもします。
もう一つ気になるのは、本作は結局のところ、どういう物語の終局になっていくのかが見えにくいところもあり、ZガンダムやZZガンダム、その他のガンダムとは違い、結末が今後どういう流れになるのかが気になるところで、アニメ放送時には毎週
気になるところです。そもそも、毎週放送するのかもわからないです。
不明なところが多いのですが、ネタバレをしても、それが今後の内容と大きく関連するのかもわからないので、まずは、この新しいガンダムを見届けておくのが良いのかもしれません。
予告編
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