【洋画】「恋するプリテンダー(2024)」★★★☆☆【感想・レビュー】


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作品紹介

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 ビーは、ある日、カフェでトイレを借りる時に、お客でもあったベンに出会い、お互い意気投合しますが、とあることで、ベンの会話を聞いたことで誤解から奇妙な関係が生まれる。

恋するプリテンダー

恋するプリテンダー

シドニー・スウィーニー, グレン・パウエル, アレクサンドラ・シップ, ダーモット・マローニー, ダレン・バーネット, ブライアン・ブラウン, レイチェル・グリフィス
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アメリカラブコメディの2020年代のバージョンアップ版

ウィル・グラック監督は、2009年「俺たちチアリーダー!」で監督デビューをしており、その後、「ステイ・フレンズ」「恋するプリテンダー」などを監督しています。

シドニー・スウィーニーは、12歳のときにオーディションに合格し、テレビドラマなどに出演をしています。2009年「カミングアウト・オブ・ザ・デッド」で映画デビューをしています。2019年のテレビドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」で話題となり、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」や「恋するプリテンダー」、「マダム・ウェブ」など話題作に多く出演しています。

グレン・パウエルは、2003年「スパイキッズ3-D:ゲームオーバー」で映画デビューをし、その後、2016年「ドリーム」で注目されます。「トップガン マーヴェリック」「恋するプリテンダー」と今後の活躍が期待できる俳優です。

物語は、弁護士を目指している主人公の女性が、弁護士である男性に出会う。妹の結婚式のためにオーストラリアへ式に出席するために向かうが、そこにその男性もいたことで偽装カップルとして過ごすことになるストーリーです。

序盤から、トイレを借りに店に来たビーは、買い物をしないとトイレが借りれないということで、困ったことになりますが、そこで、金融マンのベンの機転によりトイレを借りれることになります。

ビーはトイレで水をこぼしてしまうのですが、ジーンズを乾かすところで、本作はコメディと言うことがよくわかります。

その後、ベンとビーが一晩付き合うことになりますが、朝になり、ビーはとあることがきっかけで話がこじれてしまいます。

それから半年が経過して、ビーの姉の結婚式でベンに再び出会います。そこで口論となりますが、その場では、因縁のような感じとなります。

ここで気がついておくところですが、ビーの結婚相手は、ベンの友人の姉であり、これは同性婚でもあります。そして、姉の結婚相手は、黒人系と白人系というところでもあり、主人公2人に対するポリコレ(ポリティカルコレクトネス)的な要素から選ばれているように思われます。

オーストラリアで結婚式をするビーの姉のために飛行機に乗りますが、そこでも、ベンと出会います。

そこでもコントのようにちょっと下品なギャグが織り込まれますが、本作はそういう作品です。

その後は、この2人の因縁を元に、犬猿の仲ながらも、恋人同士を演じることで、徐々に気持ちが変わってくる流れになります。

ベンの元彼女もオーストラリアにいることで、元彼女の今彼に会いますが、ここでも、ちょっと下品な感じなトークもあり、これも、本作のコント感なところになります。

ベンとビーのラブコメディ作品ということは非常によくわかり、どちらも、肉体的な見せ場が妙に多いところもあります。

このちょっと下品なところがアメリカのラブコメディ的なところでもあり、中身がないというのはむしろ古き良きアメリカラブコメディの2020年代のバージョンアップ版という感じであります。

結末の流れも演出自体がもう教科書通りなところがあり、この教科書的な流れを2020年で行うには、周囲でしっかりポリコリ対策をしつつ、人種的にも性別的にも多方面のフォローを行いつつの作品とする必要があるのがよくわかります。

細かい枝葉はありますが、現在の流れでラブロマンス作品を作るには意外と乗り越えるべき要素が主人公だけでなく、制作側の配慮も必要なことがよく分かる作品です。

予告編

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