【洋画】「ARGYLLE アーガイル(2022)」★★★☆☆【感想・レビュー】

作品紹介

【監督】マシュー・ヴォーン
【出演】/キャサリン・オハラ/デュア・リパ//サミュエル・L・ジャクソン/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 エリー・コンウェイは、ベストセラー小説「アーガイル」の作者。アーガイルは、スパイ組織を追い詰めていく凄腕エージェントでもあり、小説の中の人物ではあったが、空想だったはずの世界には実は想像とは異なる現実が待っていた。

なんとなくサモ・ハン・キンポー的な印象も感じます

マシュー・ヴォーン監督は、イギリス出身の 映画監督で、学校を卒業後、世界中のハードロックカフェを尋ねる旅行をしています。その後、アメリカで助監督として働き、2004年『レイヤー・ケーキ』を監督の代役で初監督としてデビューしています。その後、「キック・アス」「X-MEN」などを手掛け、キングスマンが好評となり、3作品の続編の監督に決まっています。

ヘンリー・カヴィルは、イギリスの俳優で、2001年「Laguna」で映画デビューをしています。一時期、ジェームズ・ボンド役の候補でもありましたが、若いという点で、に007を奪われています。2013年「マン・オブ・スティール」でクラーク・ケント(スーパーマン)を演じ、以降、スーパーマン役で以降の作品でも演じています。2018年「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」では、相手役として悪役も演じています。

物語は、ベストセラー小説の作家でもある主人公が、小説の中の存在だった敏腕エージェントが、現実と空想の間で、

序盤から、とあるバーで美女とダンスを始めるアーガイルが登場しますが、敵の罠にハマってしまいピンチとなります。

敏腕エージェントのアーガイルは、敵の美女がバイクで逃げるのを、ジープを使って追いかけます。ギリシャの街を疾走してジープで追いかけるのですが、スパイ映画でよくあるオープニングアクションにもなります。

CGで描かれているのでちょっと迫力は弱いですが、このチェイスシーンで、本作がちょっとバカ映画要素を不運でいるのがわかります。

本作は、キングスマンを制作したマシュー・ヴォーン監督でもあるので、キングスマンが好きな人には抵抗なく観られるところでもあります。

序盤のシークエンスは、小説の内容であることがその後にわかるのですが、本作は、小説の世界と実際の世界を交互に描いており、アーガイル自体はある意味、小説の中でのなろう系というところでもあります。

エリーが列車で移動をしているさなかで徐々に物語に変化が出てきますが、現実と虚構が混じり合ってきて状況の整理をしながら観ていくことになりますが、さほど難解にはなっていないので、気軽に観られます。

ビルから降りるシーンで、本作はキングスマンテイストを持ちながらも真面目とギャグの境目でできているということがよくわかります。

スパイ映画要素らしい地味な探り合いとサクッと始まるアクションの緩急があるので、退屈せずに観られるところはありますが、怪しいキャラのフラグはわかりやすいので、展開の先読みは多少できます。

「ダジャレはいくらでも言えるからな、任せろ」

中盤で、エリーの役割がわかるのですが、辻褄があっているのかどうかはあまり気にしないほうが良いです。

「緊張を解すにはダンスだ」

それぞれのキャラクターの身のこなしが意外と滑らかで、本作の見どころはダンスだったりします。

終盤はきっちりとスパイアクションとなってくるところで、覚醒したとある人がめちゃ有能になってきます。コメディ要素でまとめられて来たところから、方向転換をしっかりと行ってきます。

エリーの体型的には妙に動きが機敏なんですが、なんとなく的な印象も感じます。

エリーとアーガイルがメインの作品ではありますが、しっかりとアクションもこなしながら、コメディもありサクッと観るには良い作品かもしれません。

本作は、3部作を検討しているところもあり、続編がどうなるかも気になるところです。

予告編

キングスマン:ファースト・エージェント (字幕版)

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