作品紹介
【総監督】入江悠
【監督】片桐健滋/岸塚祐季
【出演】広瀬すず/櫻井翔/勝地涼/中村蒼/富田望生/大島優子/上田竜也(KAT-TUN)/橋本環奈/奥平大兼/加藤諒/南野陽子/山崎紘菜/石黒賢/真木よう子/仲村トオル/江口洋介/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 美神アンナは、自称天才探偵の風真尚希の助手をしている女性。毎晩悪夢を見てしまうようになり悩まれるなか、アンナの前に「窓」と名乗る奇妙な男が現れる
サブスクで観る
ある意味ファンサービス映画
入江悠監督は、「SR サイタマノラッパー」「22年目の告白 私が殺人犯です」で近年評価を上げている監督です。
広瀬すずは、姉が専属モデルを努めていた「Seventeen」のイベントに行った際にスカウトされる。その後、同じく「Seventeen」の専属モデルとなり、2012年『天才!志村どうぶつ園』でテレビ初出演をする。以降CM等に起用され、2013年『幽かな彼女』で女優デビューをし、同年『謝罪の王様』で映画初出演をしています。テレビや映画、CM等多岐に渡る活躍をしている女優で、2020年にはルイヴィトンのアンバサダーにも就任しています。
櫻井翔は、中学2年のときに自らジャニーズ事務所に履歴書を贈り、ジャニーズJr.として活動を開始します。1999年に嵐のメンバーとして活動し、嵐として活動しながら、慶應義塾大学経済学部に進学し、ドラマや映画としての俳優としてや、ニュースキャスターなども努め、幅広い活動をしています。
物語は、横浜の探偵事務所ネメシスを舞台に、ポンコツ探偵と天才助手が活躍する作品です。
序盤から探偵事務所の今までの出来事がダイジェスト風に描かれ、その2年後が描かれていくことになります。
資金難ということで事務所もビルの屋上という辺鄙な場所に移転しており、ポンコツな探偵事務所ながら、地味な仕事をしながら、過ごしていく展開となります。
今回移転した探偵事務所の場所は、ここになります。
要所要所伏線めいた悪夢が描かれ、その悪夢が実現して行く中で、この運命から逃れる方法を模索していきます。
中盤で、悪夢の理由が判明しますが、この仕掛けに関しては現実離れ感はあります。とはいえ、本作はもともとリアリティでできているわけではないので、さほど問題ではありません。
「人がつくったものなら、逆手に取ることもできるはず」
この根拠についてはよく意味がわかりません。
テレビドラマスペシャルでも良かったような気もしますが、本作は、広瀬すずを楽しむ作品でもあるので、それで良いのかと思います。
終盤、ボートでゆっくりと横になっているアンナは、なかなか太ましい感じがしますが、それはそれで良いのかなぁと思います。
ある程度わかりやすく解説も挿入されながら、物語が描かれるので、難解な要素もないのですが、ある意味ファンサービス映画でもあるので、気楽に観れば良いのかとおもいます。
できればTV版と合わせて鑑賞するのがよい楽しみ方かと思います。