【今週公開の新作映画】「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2023)」が気になる。

【監督】
【出演】

【あらすじ】主人公 ソールは、体内から新たな臓器を生成する加速進化症候群という病気になる。体から生まれてくる臓器を摘出することをショートして人気を集めるが、政府から関心を持たれてしまう。

物語自体が異色すぎるので、もう観るしかないというところでもあります。

・デヴィッド・クローネンバーグ監督は、カナダの映画監督で、大学で生物学を学んだ後、映画製作を行うようになります。1966年「Transfer」で短編映画を制作し、1969年「ステレオ/均衡の遺失」で長編映画デビューをしています。その後、1981年「スキャナーズ」1983年「ヴィデオドローム」1983年「デッドゾーン」1986年「ザ・フライ」を制作し、カルト的な人気となっています。その後も、1996年「クラッシュ」や1999年「イグジステンズ」などを制作し、独特な世界観で魅了している映画監督です。

・ヴィゴ・モーテンセンは、映画に多数出演しており、有名な作品では、『ロード・オブ・ザ・リング』のアラゴルンであり、有名役者の仲間入りを決定的にしています。

・レア・セドゥは、フランスの女優で、祖父はパテの会長、叔父はフランス映画配給会社ゴーモンの会長となっています。母親は、石油開発会社シュルンベルジェの創業者の孫となっています。2006年『Mes Copines』で映画デビューをし、2009年『イングロリアス・バスターズ』でハリウッド映画にも進出しています。2013年『アデル、ブルーは熱い色』で映画が、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞し、出演していたこともあり異例の出演女優としてパルム・ドールを受賞しています。2011年「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」や2015年「007 スペクター」などにも出演しており、ドラマからアクションまで多彩な役を演じこなす女優です。

・今回「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー 」は、2014年「マップ・トゥ・ザ・スターズ」以来、8年ぶりのデヴィッド・クローネンバーグ監督作品となります。

・なお、デヴィッド・クローネンバーグ監督は、1970年「クライム・オブ・ザ・フューチャー/未来犯罪の確立」を制作していますが、題名が似通っているだけで、関連性はなく、続編でもありません。

・物語は、近未来の世界で、体内から新たに臓器を生み出してしまう病気となった主人公が、その病気を利用して、臓器を生み出すショーを行うが、政府関係者から狙われて行くストーリーです。

・デヴィッド・クローネンバーグ監督は一貫して独特な世界観の作品を作り続けている監督で、第一印象はかなりグロテスクな印象を持ちますが、その造形が徐々にクセになってしまうような魅力のある監督です。

・本作では、体から臓器を生み出すという不可思議な設定ではありますが、デヴィッド・クローネンバーグ監督なら全く不可解でもなく、むしろ、その世界観が歓迎したくなるところでもあります。

・物語自体が異色すぎるので、もう観るしかないというところでもあります。

・なお、デヴィッド・クローネンバーグ監督作品は、観る人をとんでもなく選ぶので、多くの人にはオススメしませんが、この世界観を受け入れられる人であれば、観てもらいたい映画監督ではあります。

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