【洋画】「ハッチング -孵化-〔2022〕」★★★★☆【感想・レビュー】

作品紹介

【監督】
【出演】

【個人的評価】

【あらすじ】主人公 ティンヤは、北欧フィンランドで暮らしている12歳の少女。ある日、森で奇妙な卵を見つける。母に内緒で育てた卵が孵化をし、とあるものが生まれる。

ハッチング-孵化-(字幕版)

ハッチング-孵化-(字幕版)

シーリ・ソラリンナ, ソフィア・ヘイッキラ, ヤニ・ヴォラネン, レイノ・ノルディン
Amazonの情報を掲載しています

ラストまで展開が予想を上回っていくところがあり、淡々としているように見えて、かなり衝撃的な作品

ハンナ・ベルイホルム監督は、2018年短編『Puppet Master』で高い評価を得たのち、2022年「ハッチング -孵化-」で長編映画監督デビューをしています。多くの映画賞で評価されています。

シーリ・ソラリンナは、オーディションで選ばれており、本作が映画初出演かと思われます。

物語は、SNSに夢中になっている母親を持つ娘が、森の中でとある卵を拾い、その卵を孵化させてしまい、そこから生まれたとあるもので、完璧に見える家族が徐々に変わっていく物語です。

序盤からカラスが家に入り込んできてしまい、カラスを殺してしまいます。

自宅の裏のゴミ箱にカラスを捨てるのですが、ゴミ箱の中にウジが湧いています。

この時点で、この作品は、こういう要素があるので、受け入れ難い人は見ないほうが良いです。

そこから、卵を自分の部屋において温めますが、ある日、卵が割れてしまいます。なかからでてきたものは、とんでもないようなものですが、ここまでの展開が序盤です。

逆に言えば、この先の展開がどうなっていくのか、すでに気持ちが鷲掴みになります。

予告編から想像を超える展開が序盤ですでに起こってしまうところもあり、むしろ、それ以上の感想はほぼ書けないところにもなります。

グロいシーンが多いのですが、怖いというわけではなく、ただ単に異質であるという表現が良いのかもしれません。

勘の良い弟には、色々とフラグが立ってしまうのですが、同じく、家族にも徐々にその得体のしれないモノがバレ始めます。

とはいえ、問題はそこではなく、更に、想像を超えることが起こり始めます。

本作は、結局、序盤で登場したなにかが、不気味でありながらも、その予測を遥かに上回っていくところにあります。

ただし、実はその不気味なところよりも、主人公の母親の呪縛的なところが本作のキモでもあるように思います。

主人公が体操を行うところも、裏には母親の期待が込められているところもあり、その反動によるナニカが表現されているようにも思います。

ラストまで展開が予想を上回っていくところがあり、淡々としているように見えて、かなり衝撃的な作品といえます。

グロさはありますが、実は意外とそうでもないというところがあるので、多少我慢しつつ序盤を乗り切ると良いです。

予告編

ハッチング-孵化-(字幕版)

ハッチング-孵化-(字幕版)

シーリ・ソラリンナ, ソフィア・ヘイッキラ, ヤニ・ヴォラネン, レイノ・ノルディン
Amazonの情報を掲載しています
ハッチング―孵化― [DVD]

ハッチング―孵化― [DVD]

シーリ・ソラリンナ, ソフィア・ヘイッキラ, ヤニ・ヴォラネン, レイノ・ノルディン
Amazonの情報を掲載しています

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です