【監督】トマス・ヴィンターベア
【出演】マッツ・ミケルセン/トマス・ボー・ラーセン/マグナス・ミラン/ラース・ランゼ/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 マーティンは、冴えない高校教師。同僚43人と「血中アルコール濃度がある程度あると仕事の効率が上がる」というノルウェー人の哲学者の言葉を実証するために、飲酒をして仕事をはじめる。
特に終盤でのシーンはなんとなくスカッとしてしまう
・トマス・ヴィンターベア監督は、コペンハーゲンの映画監督で、1998年『セレブレーション』で映画監督デビューをし、カンヌ国際映画祭審査委員賞を受賞をしています。その後も、『光のほうへ』『偽りなき者』などを制作し、2020年「アナザーラウンド」では、第93回アカデミー賞国際長編映画賞を受賞しています。
・マッツ・ミケルセンは、もともとは体操選手であり、1996年「プッシャー」で映画出演をしています。2012年「偽りなき者」でカンヌ映画祭男優賞を受賞しています。
・第93回アカデミー賞では国際長編映画賞を受賞しています。
・物語は、血中アルコール濃度をある一定に保つと集中力が上がり、仕事の効率が上がるということを実践する学校教師とその同僚たちのストーリーです。
・本作は、デンマークの映画であり、デンマークでの文化も多少知っておく必要があります。
・デンマークでは、高校生も普通に飲酒をすることもあり、このあたりの雰囲気は、ちょっと日本と異なるということを考えておいたほうが良いです。
・海外の国では飲酒自体は日本よりもおおらかなところがあり、その点がちょっと違和感を感じるところかもしれません。
・そもそも、日本では飲酒をまったくしない人も多いため、飲酒をしたいという欲求が理解し難いところがあるのかもしれません。
・適度な飲酒自体はさほど問題ないのですが、体質的に合わないということで、飲酒を敬遠されるのも日本ならではの感じかもしれません。
・飲酒できるできないが本作の判断のきっかけとはなりませんが、飲酒経験がないとこの感覚を理解しづらいところもあるかもしれません。
・マッツ・ミケルセンの魅力で本作のかなりの部分が満たされていると思いますが、特に終盤でのシーンはなんとなくスカッとしてしまうところでもあります。
・とはいえ、飲み過ぎには注意したほうがよいのかとも思います。