【日本映画】「ひらいて〔2022〕」★★★☆☆

作品紹介

【監督】首藤凜
【出演】山田杏奈/作間龍斗/芋生悠/山本浩司/河井青葉/木下あかり/板谷由夏/田中美佐子/萩原聖人/
【個人的評価】★★★☆☆

【あらすじ】主人公の愛は、明るく成績優秀の女子高生。クラスのたとえに片思いをしていながらも、陰気な少女 美雪とたとえが交際していることを知る。

監督:首藤凜, プロデュース:杉田浩光, Writer:首藤凜, 出演:山田杏奈, 出演:作間龍斗, 出演:芋生悠, 出演:板谷由夏, 出演:田中美佐子

セリフの聞き取りにくいところはちょっと残念

首藤凜監督は、2016年『また一緒に寝ようね』で評価を受け、その後、2017年『なっちゃんはまだ新宿』で自主映画の祭典「MOOSIC LAB2017」にて準グランプリを受賞しています。

山田杏奈は、2011年「ちゃおガール☆2011オーディション」でグランプリを受賞し、誌面モデル「ちゃおガール」として活躍。なお、応募の理由は、グランプリ商品のニンテンドー3DSが欲しかったとのこと。

芋生悠は、2014年、第3回ジュノン・ガールズ・コンテストでファイナリストに選ばれ、2015年より女優として活動をしています。書道では師範の腕前のある人です。

原作は、芥川賞作家・綿矢りさの小説です。

物語は、主人公の片思いをする男子学生と、密かに交際をしている少女との三角関係を描いたストーリーです。

序盤から空撮でダンスを踊っている女子高生らが写りますが、なんとなく、こういう女性らの集団ダンスと言うのは意味を感じにくいところと、それなりな完成度でもそれなりに見えてしまうことにモヤモヤします。

放課後の風景や夜中の学校に忍び込んだりと、ある意味、青春的な要素を散りばめた作品となりますが、この年代のあるあるなところでもあります。その中での、たとえとの関係性と美雪の存在に心が揺れ動いていくところがあります。

主人公視点での物語ではありますが、よくある主人公像ではなく、なんとなく感情移入を拒むような印象もあります。

シレッと「チェンソーマン」の話題が出てきます。

カラオケボックスで、「JUDY&MARYの散歩道」を歌いますが、個人的にとても好きな曲です。

「あれがみゆきのファーストキス?」

「うれしいなら態度でみせろよ」

中盤からレズっ気の多い展開となりますが、愛の暴走っぷりが静かに加速していくようなところもあり、ここには感情移入をさせるところはもともとないのかなぁとは思います。

カイロの数はちょっと多すぎとは思います。

「また一緒に寝ようね」

断片的な気持ちの揺れ動きの描き方かと思いますが、行動で感情を示すところもありつつも、やはりセリフで感情を吐露しているところもあり、それだけに、セリフの聞き取りにくいところはちょっと残念に思います。

予告編

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