【監督】リサ・ジョイ
【出演】ヒュー・ジャックマン/レベッカ・ファーガソン/タンディ・ニュートン/ダニエル・ウー/クリフ・カーティス/ブレット・カレン/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公ニック・バニスターは、退役軍人として、新しい仕事をしている男性。その仕事は、記憶に潜入して夢を実現するエージェント。ある日、検察から仕事を依頼されるが、依頼は、ギャング組織の記憶から、組織の正体を探るというものだった。
世界観を理解するには何らかの情報を得た上で鑑賞するのが良いかと思います
リサ・ジョイ監督は、アメリカの映画監督で、2007年頃から、テレビドラマの作品を手掛け、2021年「レミニセンス」で映画監督デビューをしています。2009年、 ジョナサン・ノーランと結婚しており、クリストファー・ノーランが義理の兄となります。
ヒュー・ジャックマンは、2000年『X-メン』で映画デビューをし、2017年『LOGAN/ローガン』までウルヴァリンを演じています。その他、2012年『レ・ミゼラブル』でゴールデン・グローブ賞を受賞しており、名実を兼ね備えた俳優です。
物語は、世界が水没した近未来の世界で、記憶潜入エージェントとして、ギャング組織の正体を調査する男を描いたストーリーです。
序盤は、近未来の世界観の説明と、ニックの記憶潜入を説明した展開となっています。
なんとなく、インセプションのような印象を受けますが、それよりもわかりにくい点はあります。
脚本は、クリストファー・ノーラン作品で活躍している実弟のジョナサン・ノーランとなるので、それほどツッコミどころのあるストーリー展開ではないのですが、どうも、説明の仕方が理解しづらいので、面白みに欠けるところはあります。
SF作品ではありますが、SF要素よりもラブストーリー要素が強くなっています。
「幸せな物語は必ず悲しい結末になる」
「それ以外の結末が?」
記憶を忘れてしまうことは、意外と大事なことでもあり、すべての記憶が残っているという点では、色々と考えてしまうところはあります。
ヒュー・ジャックマンが主演ではありますが、特にアクション的な要素はないので、予告編で過剰な期待をしてしまうと、評価が分かれる原因にもなるので、注意が必要ですが、世界観を理解するには何らかの情報を得た上で鑑賞するのが良いかと思います。
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