【日本映画】「流星課長〔2002〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 流星課長は「伝説の中間管理職」として通勤電車の座席を取ることが日々の決まりだった。

漫画やアニメ的な演出を実写でも違和感を感じにくくしているところが本作の良さ

流星課長

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総監督は、幼い頃よりアニメや特撮に興味を持ち高校生では美術部長を務め圧倒的な画力があったそうです。大阪芸術大学映像計画学科でアニメの世界に触れ、自主制作映画を作っています。そのスタッフは後にガイナックスの主要メンバーとなっています。様々な劇場アニメの作画に携わり、『風の谷のナウシカ』の巨神兵のシーンの担当をしています。1988年『トップをねらえ!』で商業映画初監督をし、1997年には「新世紀エヴァンゲリオン」で社会現象にもなる作品を作り出しています。実写作品も制作しており、非常にこだわりの高い監督です。

・松尾スズキは、漫画家を志していたが挫折し、演劇研究会でコメディにハマる。在学中に劇団エクボを創設し、卒業後の1988年に劇団を設立し、『ファンキー! 宇宙は見える所までしかない』で第41回岸田國士戯曲賞を受賞。その後、演劇や映画、ドラマの作品を作り続けています。

・原作は、しりあがり寿です。

・ナレーションはです。

・物語は、通勤電車で必ず席を座る流星課長に、自動ドアのマリアが勝負を挑むストーリーです。

・序盤から、ナレーションからの、通勤列車の混雑が描かれます。

・電車自体はCGで描かれていますが、そりゃ14分ほどの短編の予算としては可能な限り低コストに抑える必要があります。なお、電車は丸の内線っぽいです。

・要は、通勤電車で席の取り合いとして席を必ず座ることを主として、その中での寸劇を描いています。

・アナログ的な演出で、妙な特撮と漫画的なところが本作の持ち味であり、非常にくだらないようなことが、実はそうではないことに気付かされます。

・とはいえ、結局短編作品ということであり、漫画やアニメ的な演出を実写でも違和感を感じにくくしているところが本作の良さでもあります。

・なお、が課長役ではなく、本作とはなんの関係もないはずです。

・役者として安野モヨコや、演出補としてなどがクレジットされており、庵野組のスタッフが揃った作品です。

流星課長

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