【洋画】「ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!〔2020〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 ビルとテッドは、ロックスターに憧れる高校生だったが、29年の年月が過ぎ、ミュージシャンにはなっていた。ある日、ビルとテッドの音楽が世界を救うと予言され、未来の使者がやってくる。時空の歪みにより、人類滅亡まで77分25秒しかないという中、過去と未来を行き来して世界を救おうとする。

ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!(字幕/吹替)

真面目なヒーロー像が強いキアヌ・リーヴスだけを知っているとかなり調子が狂うかもしれませんが、もともとは、こんなコメディな作品や、エキセントリックな役柄のほうが多かったりもするので、それを前提に楽しむ作品

・ディーン・パリソット監督は、大学で映画を学び、1985年『Tom Goes to the Bar』でベルリン国際映画祭金熊賞(短編)を受賞しています。その後、「ギャラクシー・クエスト」や「REDリターンズ」などを手掛け、映画やテレビなどで作品を制作しています。

・キアヌリーブスは、1985年「Letting Go」でテレビ映画に出演し、その後、1989年「ビルとテッドの大冒険」がヒットし、1991年『マイ・プライベート・アイダホ』では、親友のとともに出演しています。1994年「スピード」のヒットで、世界的に知られるようになり、1999年「マトリックス」もヒットをし、再ブレイクをして、不動の人気を得ています。さらに、『ジョン・ウィック』でも、当たり役を演じ、幾度もブレイクをしています。2014年『ファイティング・タイガー』では、出演をしながら、映画監督デビューをしています。1991年には、グランジ・ロック・バンドの「ドッグスター」でも活動していましたが、2002年に活動を停止しています。身なりに頓着がないようにも見られ、公園や電車で見かけられることもあり、有名人ながらも、一般人のような行動をしていることがあります。

・本作は、「ビルとテッド」シリーズのコメディ映画で、2作目『ビルとテッドの地獄旅行』から29年ぶりの新作となっています。

・物語は、高校生から、ロックバンドをしていた2人にも人気が陰りをみせ、30年経った現在に、とある使者から、人類滅亡を告げられる。その危機を救うため、2人は過去と未来へと旅立ち、世界を救う音楽を完成させていくストーリーです。

・序盤から、前作より時間の経過もあり、その時間の経過を物語るような展開となっています。

・正直、コメディ映画であり、何でもアリなところもあるので、前作との関連性も特に大きな影響がないので、本作だけで楽しめます。

・それ以前に、前作より、これだけ期間の空いた続編というのも珍しく、そういった点で、1作目と2作目のノリのまま、なんとなくコメディを作りました感もあるので、細かい辻褄をどうこう指摘する作品ではありません。

・むしろ、この雑な感じの設定と展開は、このシリーズの特長でもあり、本作としては、その流れで構成されています。

・よくわからないロボットが出てきますが、このあたりのテキトーさもむしろ味わいではあります。

・「死神の神業」

・キアヌ・リーヴスがブレイクする前のコメディ映画であり、キアヌ・リーヴス自身のちょっとズレるような俳優としてのセンスが本作の続編が成立したところでもあると思います。

・過去と未来と地獄という、場面を転々としながら、物語が進行するので、多少何やっているのかわからないところもありますが、基本的に、「細かいことはどうでもいいんだよ」というようなスタンスで観てもらいたい作品です。

・真面目なヒーロー像が強いキアヌ・リーヴスだけを知っているとかなり調子が狂うかもしれませんが、もともとは、こんなコメディな作品や、エキセントリックな役柄のほうが多かったりもするので、それを前提に楽しむ作品でもあります。

・こういう飾らないようなところに、キアヌ・リーヴスのまた違った魅力があると思います。

ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!(字幕版)

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