【日本映画】「東京バタフライ〔2020〕」を観ての感想・レビュー

【監督】佐近圭太郎
【出演】白波多カミン//小野木里奈/浦彩恵子/
【個人的評価】

【あらすじ】大学時代にバンドを組んでいた仲間が、デビュー前にトラブルがあり解散し、それから6年経ったあと、再会をする。

東京バタフライ

淡々としたようなところはありますが、観る人によっては刺さる要素が詰まった作品

・佐近圭太郎監督は、大学の同級生であったを主演に据え、卒業制作として監督した『家族の風景』が2013年の福岡インディペンデント映画祭で最優秀作品賞と主演男優賞、TAMA NEW WAVE映画祭で特別賞と主演男優賞を受賞しています。2020年「東京バタフライ」で長編映画デビューをしています。

・白波多カミンは、2009年より心がソングライターとして活動を始め、4人組バンド「白波多カミン with Placebo Foxes」で活動をし、2016年メジャーデビューアルバム『空席のサーカス』をリリースしています。その後、ソロ活動に戻り、2020年「東京バタフライ」で映画初主演をしています。

・物語は、学生時代にバンドを組んでいた4人が、とある出来事で解散をし、その後、再会をしたことで、それぞれの思いが画かれるストーリーです。

・青春回顧型の展開の作品で、「あのときやり残したこと」を振り返りつつ、後悔というような要素を感じさせずに、まだまだやり直せるんじゃないか?というような展開となっていきます。

・いわゆる、何度でもやり直しは効くよね?というような印象もあります。

・もともとバンドが原因で挫折をしてしまった要素ではありますが、バンド自体を描いた作品というよりも、過去をふりかえりつつ、それでも前に進んでいくという展開です。

・白波多カミン with Placebo Foxes「バタフライ」が主題歌となっており、終盤で、効果的な使われ方をしています。

・理想と現実のブレには、多くの人に共感できるところではあります。

・81分というコンパクトにまとまった作品でもあり、淡々としたようなところはありますが、観る人によっては刺さる要素が詰まった作品かと思います。

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