【監督】ヘザー・デイヴィス
【出演】ベン・ギューレンズ /ナサニエル・ディーン/ジェシカ・マクナミー/アンディ・マクフィー/ピーター・フェルプス/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 ライアンは起業家として成功をするが、ある日、父を亡くしてしまい、故郷に帰ってくる。そこには地元のギャングがおり、兄が捉えられてしまう。
住む国によってはこういう世界もあるのだなぁと思える作品
・ヘザー・デイヴィス監督は、2003年「Spoon Man」で短編映画を制作し、2016年「Broke」で長編映画監督デビューをしています。2019年「デスパレート・タウン」ではプロデューサーとしても活躍しています。
・ベン・ギューレンズは、1990年頃からTVドラマに出演をし、1993年「Body Melt」で映画デビューをしています。その後、TVや映画で活躍している俳優です。
・物語は、父親の葬儀で故郷に帰った主人公は、故郷で地元のギャングに目をつけられ、大金を用意するように脅されてしまうストーリーです。
・本作の原題は、「Locusts」となっており、意味はイナゴとなります。
・序盤は、街の環境を描きながら、主人公周辺の人間関係が描かれます。
・場所は、オーストラリアという設定のようで、ほぼ何もない街の印象があります。
・ほぼ何もない町という点で荒野というべき場所でもあり、また人間関係もシンプルなので、さほど複雑なストーリーではありません。
・興味深いのは、主人公がどんどんワイルドになっていく印象があり、序盤と終盤では、人物が変わってしまったのかと錯覚するようなところもあります。
・中盤以降は、ギャングとの対決が加速していくのですが、兄弟間のしがらみもあり、一筋縄ではいかない展開となってきます。
・とはいえ、何もない町という点では、結局、暴れたもの勝ち的な印象もあります。
・B級作品ではありますが、単純明快さで言えば見やすい映画でもあり、住む国によってはこういう世界もあるのだなぁと思える作品です。