【洋画】「ファーザー〔2021〕」を観ての感想・レビュー

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【洋画】
【洋画】★★★★☆
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【監督】
【出演】/イモージェン・プーツ/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公アンソニーは、ロンドンで一人暮らしをしている81歳。認知症により記憶が薄れ始めて来ており、父と娘の間での絆が描かれる。

ファーザー (字幕/吹替)

認知症や衰えということについて、考えてしまう、そんな作品

監督は、22歳の時に小説「人工雪(英題:Artificial Snow)」を発表し、その後、小説家として評価を得ていきます。2021年「ファーザー」で長編映画監督としてデビューをし、才気溢れる監督です。

・アンソニー・ホプキンスは、イギリスの俳優で、演劇を学び、軍隊に入隊後、1968年『冬のライオン』で映画初出演をしています。1980年『エレファント・マン』でドクター役などをこなし、1991年『羊たちの沈黙』でアカデミー主演男優賞を受賞しています。その後、2021年『ファーザー』で再度アカデミー主演男優賞を受賞しており、同賞の最年長受賞者となっています。

・第93回アカデミー賞では作品賞を含む6部門にノミネートされ、主演男優賞と脚色賞を受賞しています。

・日本を含め世界30カ国以上で上演された舞台「Le Pere 父」が本作のベースとなっています。

・物語は、認知症になりつつある高齢の父とその子供との物語で、主人公アンソニーは、曖昧な記憶の中、現実と幻想の境目をさまよいながら、ある真実にたどり着くストーリーです。

・まずは、中心となる人物のアンソニーの家に入る娘 アンの姿が描かれ、家にはアンソニーがいるという状況が説明されます。

・そこからアンソニーの日常が描かれますが、感情移入の対象がアンソニーとなるような誘導もされており、認知症ということが観ている側にも理解できるような感じがあります。

・登場人物が限られているところもまた、本作がどの点に着目したらよいかが明確で、中盤までは、アンソニーの内面から物語を理解させ、そこから、周辺の人へと世界観が広がっていく感じもあります。

・認知症のアンソニーにまず視点が置かれるため、その認知症に関して悪気があるわけでなく、そういう肉体や精神の衰えを描いているところもあります。

・アンソニー・ホプキンスは、本作で、アカデミー主演男優賞を受賞していますが、84歳での受賞は最高齢の受賞でもあります。

・当然、リアルな認知症ではなく、演技ではありますが、その目線やちょっとした動きで認知症を表現している点はとても興味深いです。

・自分には関係がないというわけではないメッセージ性もあり、認知症の当事者やその親類というわけでもない人が観ても、その苦労やどうしようもないことは観ている側にはとてもよく伝わります。

・この観ている側に認知症を感じさせるというのはなかなか高度なことでもあると思います。

・アンソニー・ホプキンスの演技と、非常に丁寧な演出が本作の魅力ではあり、認知症や衰えということについて、考えてしまう、そんな作品ではあります。

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