【日本映画】「君が世界のはじまり〔2020〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/小室ぺい/板橋駿谷//正木佐和/森下能幸/億なつき/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 えんは、親友の琴子と学校生活を送っていたが、琴子がサッカー部の業平くんに一目惚れをし、疎遠となっていく。

君が世界のはじまり

序盤は多少とっ散らかっているところがありますが、しっかりと集約してくるところもあり、学生時代の青春モノ

・ふくだももこ監督は、小説「えん」で第40回すばる文学賞を受賞しています。2016年「父の結婚」で映画監督デビューをし、その後コンスタントに作品を生み出しています。映画監督と小説家という2つの側面があります。

・松本穂香は、オーディションに合格し芸能事務所に所属し、2015年にロッテとのコラボレーション作品の『LOTTE SWEET FILMS』の第2弾「MY NAME」で女優デビュー、同年の『風に立つライオン』で長編映画デビューをしています。2019年『おいしい家族』で映画初主演をし、以降主演作品が増えています。

・ふくだももこ作の小説「えん」と「ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら」の2本の物語を一つにまとめた映画です。

・物語は、高校を舞台とした群像劇です。

・登場人物は多いわけではないのですが、複数の人物にフォーカスをしながら物語が進むので、関係性をしっかりと整理しながら観るのがオススメです。

・「月見てたら、あなたのこと自然に思い出して、ずっと考えてまう、全然朝こうへん、夜クソ長い、ヤバい、ツライ」

・この独白のときの表情はどうも、なんとも言えないところがあります。

・松本穂香が普通に学生過ぎてむしろ、怖い気もします。

・ここまでオーラを変えてくるのはなにか異質な感じもしますが、だからこそ、松本穂香なんでしょう。

・登場するショッピングモール「Bell Mall」は宇都宮にある処おピングモールがロケ地となっています。

・ブルーハーツの楽曲がいくつか使われ、青春イコールブルーハーツというのもちょっと気恥ずかしいですが、そもそも、青春なんて恥ずかしいもんだし、こんなもんでいいのかなぁとは思います。

・逆に、今の学生にブルーハーツが刺さるとは思いにくいです。

・タバコを吸う行為も今の学生の子には響くのかがわからないのですが、「やってはいけないことをやる」という点には、誰しもがなにかを感じるところではないかと思います。

・中盤以降で物語で事件が起きますが、日常ではない事柄ではないにしろ、これも、可能性としてありえるという点では高校生の風景なのかもしれません。

・ブルーハーツの「ひとにやさしく」が本作のテーマともなりますが、この歌詞に本作の真意が少なからずとも詰まっているような印象があります。

・きっちりと筋が理解できるというよりも、この妙なボタンのかけちがえのような物語性が青春的なところもあります。

・序盤は多少とっ散らかっているところがありますが、しっかりと集約してくるところもあり、学生時代の青春モノとしてよいのではないのでしょうか。

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