【日本映画】「宇宙でいちばんあかるい屋根〔2020〕」を観ての感想・レビュー

【監督】藤井道人
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】主人公は、14歳のつばめという中学生。隣人の大学生亨に恋心を抱く普通の子だったが、ある日派手な装いの老婆に出会う。その老婆「星ばあ」は、つばめの理解者として相談相手となる。

宇宙でいちばんあかるい屋根

最後のシーンに出てくるものがしっかりと落とし所となっており、ここに至る経過を描いた作品

・藤井道人監督は、映画演出を学び、複数の短編映画を監督した後、伊坂幸太郎原作「オー!ファーザー」で長編デビューしています。2019年「」で、日本アカデミー賞で作品賞を含む6部門を受賞し、高い評価のある監督です。

・清原果耶は、小学生の頃からクラシックバレエを習い、2014年に好奇心で受けたオーディションでグランプリを獲得し、モデルデビューをしています。「nicola」の専属モデルとして活躍後、2015年NHK連続テレビ小説『あさが来た』で女優デビューをし、2017年『3月のライオン』で映画にも初出演しています。歌手としても活動をしており、多彩なジャンルで活躍する女優です。

・伊藤健太郎は、kentaro名義でモデル活動をおこない、2014年『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』で俳優デビューしています。その後、『今日から俺は!!』の役名が伊藤だったことより、伊藤健太郎の役名として改名し、テレビや映画で活躍しています。

・原作は、野中ともそ作の「宇宙でいちばんあかるい屋根」となっています。

・主題歌は、 清原果耶『今とあの頃の僕ら』です。

・物語は、主人公つばめの目線で描いた物語で、家族や学校での悩みを抱えながらも、突然出会った「星ばあ」との関わりを通じて、つばめの悩みを解きほぐしていく物語です。

・屋上のシーンが印象的なのですが、ロケではなく、セットを組んだのであろうところは、意図的で明確なメッセージがあるように思います。

・大きな事件や出来事がある展開ではなく、淡々としたところはあります。

・つばめと星ばあとのシーンの多くはファンタジーであり、とはいえ、その言葉に染み入るところがあります。

・「後悔っていうのはな、行動してからしろ。」

・「みたいやつには見えるし、見たくないやつにはみえねんだよ。」

・「年取ったらな、なんだってできるようになるんだよ。」

・「お前もしぶとく生きろ」

・「一つ一つ大切にしろ」

・清原果耶のプロモーション映画のようにも見えますが、本作はつばめと星ばあのふれあいとその中でつばめが一つ成長していくような物語です。

・おとぎ話のような物語であり、リアリティを追求するような物語ではなく、「星ばあ」を通じて、つばめが一つづつ周囲の関係性に気がついていき、成長する物語といえます。

・最後のシーンに出てくるものがしっかりと落とし所となっており、ここに至る経過を描いた作品と言っても過言ではないです。

・「星ばあね、元気にしてるよ、いつか紹介するね」

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