【監督】大九明子
【出演】黒川芽以/臼田あさ美/中村倫也/田中圭
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公は30代の美人デザイナーのタカコ。彼女は失恋をして、燃え尽き症候群に陥ってしまう。そんな中、親友の漫画家ケイコに後押しされ、婚活サイトに登録をし、新しい出逢いを求めるなか、本当の気持ちに気がつき始める。
実際の婚活と比較すると現実とは異なる点も多いので、あまり気にせず観たほうが良いです
・監督の大九明子は、タレントや女優として活動後、『意外と死なない』(1999年)で映画監督デビューをしています。「勝手にふるえてろ」なども手掛けた監督で、一癖ある演出が特長の監督です。
・主演の黒川芽衣は、1993年に手延そうめん「揖保乃糸」のCMでデビューし、以降TVドラマや映画に出演している女優です。代表作に「ケータイ刑事 銭形シリーズ」の三代目として、銭形四姉妹の次女:泪(るい)を演じた『ケータイ刑事 銭形泪』があります。
・物語は、失恋で気持ちの沈んだ主人公が婚活を勧められ、婚活を通じて自分自身の気持ちを再確認するストーリーです。
・不倫にハマってしまっていた主人公 タカコは、30代となり、自分自身の将来を真剣に考えながらもイマイチ燃え尽きてしまっているところから始まります。
・親友の勧めで婚活サイトに登録し、何かの男性と出会いますが、お互いの歯車がなかなか合わず、婚活が難航します。
・もともと美人と言う設定ではあり、引く手あまたのように見えますが、本人の意思と理想などが入り混じり、また、男性側も美人と言うことで多少距離を置いてしまうことで、なかなかうまく物事が運ばないことに不満が募ります。
・よくよく考えると、美男美女は確かにモテると言う印象を持たれがちですが、ライバルも多いと言うことで、意外と敬遠されることもあるのかと思います。
・そういうことを考えると「当たって砕けろ」と言う精神はあながち間違いではないように思います。
・それだけ声も掛けられる相手でもあり、自分のメンタルだけ維持できれば、むしろ好きな人に気持ちを伝えるということは、自分が思っているよりもハードルは低いことかと思ってしまいます。
・特に学生時代には「噂が広まる」等もありますが、これもまた、段階を踏んでいけば良いわけで、ストーカーまがいなことをしてしまうから問題となるのでしょう。
・なんとなく、そういうようなことを考えてしまいます。
・出会う男性も、多くはそういう「座学と妄想が先行」した人が多く、そもそもシステム化されたレールの上で、たち振る舞おうとするので、セオリーや定石が必要になるのも、まあわかります。
・そんなこんなで、何度かの失敗と何度かの揉め事が起こるわけですが、これもまた、「引かれたレールの上での立ち振舞の思想の個人差」によって生まれているような印象でもあり、色々とモヤモヤしますが、滑稽とも言えます。
・物語はわかりやすく、主人公主体で描かれるので、展開を見失うこともない内容ですので、気軽にサクッと観られる映画ですが、実際の婚活と比較すると現実とは異なる点も多いので、あまり気にせず観たほうが良いです。
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