【洋画】「プレデター〔1987〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/エルピディア・カリーロ/ビル・デューク
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 ダッチ少佐はゲリラに囚われた政府の要人を救出するために中央アメリカのバル・ベルデ共和国の密林地帯に侵入します。しかし、本来の目的はゲリラを殲滅させ機密書類を持ち帰ることだったが、さらにその行動を監視している何者かがいた。

プレデター (字幕/吹替)

序盤とは全然異なるような予測のつかない展開の作品

・ジョン・マクティアナン監督は、1986年「ノーマッズ」で長編監督デビューをしており、本作は2作目。

・アーノルド・シュワルツェネッガーは、オーストリア出身の俳優で、もともとはボディビルダーとして活躍をしていましたが、肉体派として映画に出演、1970年『SF超人ヘラクレス』で映画デビュー後、人気を得て、アクションスター俳優から政治家まで多才な才能を発揮している役者です。

・物語はジャングルに侵入した特殊部隊が正体不明の敵と遭遇し、死闘を繰り広げるストーリーです。

・序盤は普通にゲリラと戦う局地戦を繰り広げる戦争映画のような印象を受けます。

・しかし中盤で任務を完了し、帰投の際に見知らぬ敵に襲われます。

・この敵の正体はわかるようでわからないところに、この映画の魅力があります。

・凄惨な状況を見せられ、対峙している敵が何物か分からないような展開に先を見たくなる要素をこれでもかと煽ります。

・当然、主人公たちも特殊部隊でもあり、そう簡単に倒されてしまうことなく、未知の敵と闘いますが、姿が見えないというところで、得体の知れなさを強調しています。

・中盤では、その姿を一瞬見せますが、どう見てもジャングルが襲ってきているようにしか見えず、戦う相手がどのような相手かを巧みに演出しています。

・この得体の知れなさが本作のキーで、様々な映画で無敵のヒーローのイメージだったシュワルツェネッガーを危機に追い込むような展開には、先の読めないところがあり、アクション映画としても決して単調な内容にはなっていません。

・謎の敵は題名通りの「プレデター」となりますが、特に作中で呼ばれることはなく、「捕食者」という意味合いで名付けられた題名です。

・本作のポイントは中盤以降のプレデターの得体の知れなさが徐々にわかってくるところ。

・「血液が出るなら殺せるはずだ」という台詞には妙に野蛮な印象も受けますが、そもそもこの映画は野蛮です。

・終盤は、やはりシュワルツェネッガーとの対決となり、いろいろ判明していることを盾に善戦します。

・序盤でいとも簡単に仲間が倒されていたことを考えるとやはり強靭と言えば、シュワルツェネッガーでしょう。

・期待通りのアクションでもあり、緩急のあるアクション展開はさすがです。

・ホラー感もありますが、序盤とは全然異なるような予測のつかない展開の作品ではあり、シリーズ化やコラボ作品が製作されるのがよくわかる良作アクション映画です。

プレデター (吹替版)

 

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プレデター(字幕版)

 

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プレデター2(字幕版)

 

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ザ・プレデター (字幕版)

 

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