【監督】伊藤智彦
【出演】北村匠海/松坂桃李/浜辺美波/福原遥/寿美菜子/釘宮理恵/子安武人/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】舞台は、2027年の京都で、そこで住んでいる高校生 直美が主人公。ある日、10年後のナオミが現れ、直実はクラスメイトの瑠璃と結ばれるが、その後、彼女は事故で命を落としてしまうと告げられる。
類似するSF作品は多々あるとは思いますが、わかりやすく描いている点では、観やすい作品
・伊藤智彦監督は、マッドハウスに所属し、制作進行から、演出家となり、2010年「世紀末オカルト学院」でアニメ監督デビューをしています。その後、「ソードアート・オンライン」「僕だけがいない街」などを手掛けています。
・北村匠海は、もともと、ダンスロックバンドDISH//で活動をしていましたが、役者としての活動も増やしてきてしています。
・松坂桃李は、2008年にオーディションでグランプリを受賞し、『FINEBOYS』専属モデルで芸能活動、その後、2009年『侍戦隊シンケンジャー』でテレビドラマ初主演をし、多数のテレビや映画に出演しています。
・浜辺美波は、東宝シンデレラオーディションでニュージェネレーション賞を受賞、その後多数の映画に出演し、『君の膵臓をたべたい』で話題となりました。
・キャッチコピーは、「この物語(セカイ)は、ラスト1秒でひっくり返る――」
・ 主題歌は、OKAMOTO’S「新世界」Official髭男dism「イエスタデイ」Nulbarich「Lost Game」となっています。
・物語は、未来の物語となっており、そこでさらに未来からやってきた自分自身から、運命を告げられ、その運命を変えることを行いますが、その行動にはさらに先があったというストーリーです。
・序盤は、学園モノであるので、学校での生活が描かれますが、近未来設定でもあるので、多少未来感のある要素が込められえいます。
・未来から来た自分との出会いから、その世界構造とどうすることができるのか?というところから、徐々にこの世界の構成がわかってきます。
・学校生活では、、女生徒の制服の色がどうも違和感があり、は紺色で、スカートが薄茶色というのはどうもなんか変な感覚があります。夏服はふつうなのですが、冬服は違和感があります。
・序盤で手に入れる「グッドデザイン」という神の手には万能感があり、当初は、それなりの能力ではありますが,中盤以降はもう普通に「なろう系」とはなっています。
・中盤で一旦の物語の目的が達成しますが、その先が描かれ始め、真相が二転三転としていきます。
・世界観の説明だけ理解してしまえばよいのですが、要所要所セカイルールを注意しておく必要があります。
・本作の作画は3DCGをセル画風に描画したセルルック3DCGという手法であり、アニメ絵ではありますが、CGからの生成となっています。
・アルタラの世界構築についても、この作画おかげで、世界観を印象つけることができています。
・近年、3DCGでの作画が多くなってきていますが、よくよく思うと、顔の表情が乏しいのが仕方ないとしても、過剰な作画崩壊もないので、一長一短なところはあります。
・京都を舞台をしており、京都駅や、伏見稲荷大社、出町柳、鴨川の三角州、上賀茂神社などなど、聖地巡礼ができそうなほど、名所が登場しています。
・本作の題名「HELLO WORLD」とは、プログラムを始める際に、動作確認として記述する簡単なプログラムでもあり、画面に「Hello, world!」と表示させて動作の確認をします。
・この題名もよくよく思えば、かなり意味深なタイトルでもあります。
・類似するSF作品は多々あるとは思いますが、わかりやすく描いている点では、観やすい作品ではあります。
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