作品紹介
【監督】池田エライザ
【出演】倉悠貴/石内呂依/さいとうなり/安部賢一/杉野希妃/大塚まさじ/高良健吾/リリー・フランキー/原日出子/後藤成貴/
【あらすじ】舞台は福岡県田川市。女優の池田エライザの半自伝的な物語。高校3年生の翔と泰我が主人公で、和太鼓の訓練をしてきたが、ある日、泰我が受験のために和太鼓をやめ、翔は突然のことに自分自身の進路に迷い始める。
池田エライザ監督は、父が日本人で母はスペイン系フィリピン人で2009年にファッション雑誌「ニコラ」でモデルデビュー後、雑誌「ニコラ」のオーディションを経て専属モデルとなり、2011年に『高校デビュー』で映画デビューしています。2013年には「CanCam」の専属モデルになっています。役者やモデル、映画監督と活動の幅を広げている女優です。
倉悠貴は、大阪でスカウトされ、2019年「トレース~科捜研の男~」で俳優デビューをしています。2021年『街の上で』をはじめ、多数の映画に出演をして、着々とキャリアを重ねています。
石内呂依は、全国2012人の中からオーディションで選ばれ、2020年「夏、至るころ」で長編映画デビューをしています。
物語は、高校生の親友2人がそれぞれの人生と向き合い、互いに進路を考えていくストーリーです。
主題歌は、崎山蒼志の「ただいまと言えば」となっており、まだ15歳という若さではありますが、4歳の頃からギターを弾き、小学6年生で作曲も行っている才能あふれる現役高校生です。
公式サイトには、映画に出てくるさまざまな料理のレシピが書かれており、地域のソウルフードなど、地域性のあるところも特長です。
本作の原案は、池田エライザではありますが、脚本は、下田悠子が行っており、2016年「SHIBUYA零丁目」で脚本家デビューをしていますが、同時に、池田エライザも初主演ドラマとなっています。
なお、下田悠子自身は、本作が長編映画の初脚本作品となります。
「地域」×「食」×「高校生」がキーワードのぼくらのレシピ図鑑」として、田川市を舞台としたオリジナル映画であり、映画公開に先駆けてクラウドファンディングも行っていたようです。
「ぼくらのレシピ図鑑」という青春映画プロジェクトの第二弾となっており、第一弾は、兵庫県加古川市を舞台とした「36.8℃」という作品があります。
地域活性化もありますが、池田エライザの多彩な才能として、非常に興味のある作品です。