【監督】セバスチャン・グティエレス
【出演】アビー・リー/キアラン・ハインズ/カーラ・グギーノ
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】ノーベル賞を受賞した天才科学者 ヘンリーは、一目惚れをしたエリザベスと結婚する。新婚旅行で別荘に行き、旅行を堪能するが、その別荘には、エリザベスには入ってはいけない部屋があった。しかし、好奇心から、エリザベスはその部屋に入り、驚愕の事実を知る。
何が悪かったのかと思えば、妙に音楽が古臭いようなところ
・シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭でオフィシャルファンタスティックコンペティションにノミネートされたSF映画。
・エリザベスを演じたアビー・リーは、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」にも出演しています。
・物語は、天才科学者とその妻のお話ですが、実はクローン人間の妻であり、科学者の実験台として作られたという顛末です。
・ですが、当然そこまでは序盤の展開であり、その後の使用人オリバーとクレアも物語に関与してきます。
・そんなSFサスペンス的な物語ですが、まずは、アビー・リーがとても美しいというところでストーリーを見たほうが良いです。
・顔が異常に小さく、手足の長さもファッションモデルだからこその風貌となっています。
・6体のクローンはおり、主人公は5体目のクローンだとわかります。その後6体目にストーリーがシフトして、出生の秘密を知って行くことになりますが、クローンの人格形成には少々もやもやするところもあります。
・結局、マッドサイエンティストの物語なのですが、本筋のところにあまり興味を抱けないのか、予告編は面白そうだったのですが、本編は少々退屈ではあります。
・色調と構図に映像美を感じるところがあるので良いのですが、やはりそこまでの映画でもあります。
・類似の作品で「エクス・マキナ」を思い出してしまうところもあります。
・2画面構成となっている演出や、色調を統一した画面等、面白いような点もありますが、狭い世界でのストーリーでもあります。
・アビー・リーも美しいのは美しいのですが、人間的魅力にはちょっと欠けるところもあります。
・でも、クローンだからそういうものと考えるととんでもない演技力なのかもしれません。
・何が悪かったのかと思えば、妙に音楽が古臭いようなところがそういう印象に感じさせたのかもしれません。
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