【日本映画】「貞子〔2019〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/姫嶋ひめか/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公は、心理カウンセラーの茉優。ある日病院に警察に保護された少女が入院してくる。それ以降、身の回りで不可解な事件が起こり始める

貞子

配役や物語のススメ方をもうちょっとわかりやすくしても良かった気がします

・中田秀夫監督は、1996年に監督をした女優霊で評判を得て、以降和製ホラーのジャンルを新たに生み出した監督ですが、本来はホラー映画ではなく、メロドラマ系が好みであると公言しています。

・主演の池田エライザは、「ニコラ」のモデルを経て、役者やモデル、映画監督と活動の幅を広げている女優です。

・物語は、リングで有名となった女性の幽霊「貞子」の怨念を描いた物語で、主役は、貞子ではありません。

・原作は、 鈴木光司「タイド」となっておりますが、原作の小説とは多少異なる内容となっています。

・貞子の怨念にとらわれ、どうするのか?ということを描いた作品であり、「リング」で見せられた終盤での恐怖表現は、序盤から多々描かれており、テンションの運び方は多少雑味があります。

・つかっているパソコンのキーボードがものすごく業務用臭くて使いづらそうでした。

・池田エライザ的にはどういう経緯で出演したのかわかりませんが、最後の顔芸も含め、がんばっていたと思います。

・ただし、池田エライザの魅力がちょっと薄かったのも事実です。

・主題歌は、「聖戦」となっています。

・もともと、リングが公開されたのは、1998年となり、20年の期間もあると、やはり、リングを知らない世代も出てくることでしょう。

・そのための作品かとも思いますが、やはり、リメイクと言うところではなく、新たな物語として描いているところがあります。

・場合によっては、多少説明不足感もあり、何作が制作されているリングの関連作品を知る必要があるところは、ちょっと残念な点ではあります。

・新規ファンの獲得のために、配役や物語のススメ方をもうちょっとわかりやすくしても良かった気がします。

・本来、リングの怖さは、直接な恐怖感ではないので、その恐怖感を見せつける要素はちょっと物足りないところもあります。

・初代リングの心霊写真かのような、「見えてはいけないものが見えている」という怖さを押し出すことで、再度このシリーズを持ち直すことができたのでは?と思います。

・池田エライザの顔芸がわかりやすかったところはありますが、あくまで顔芸であり、演技うんぬんについては、そこそこと見ておけば良いです。

・本作にしては珍しく、あまり過激な要素のない池田エライザですので、あまり期待しないでみたほうが、彼女の魅力がわかるかと思います。


映画『貞子』特報/この映画、容赦ない

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