【今週公開の新作映画】「平場の月」(2025)」2025年11月14日 公開情報と私感

作品紹介

【監督】土井裕泰
【出演】堺雅人/井川遥/坂元愛登/一色香澄/中村ゆり/でんでん/安藤玉恵/

【あらすじ】主人公 青砥健将は、妻と別れ、地元に戻り、印刷会社で働く男性。ある日中学時代に思いを寄せていた女性 須藤葉子に出会い、ともに惹かれてあっていく。

公式サイト

劇的な物語ではなく、静かにふわっとした作品なのかと

土井裕泰監督は、高校時代から8ミリ映画を作成しており、大学卒業後、TBSに勤務し、テレビドラマを手掛けています。『愛していると言ってくれ』『ビューティフルライフ』『GOOD LUCK!!』『逃げるは恥だが役に立つ』などを手掛けており、近年では映画制作も行っています。

堺雅人は、学生時代に劇団「東京オレンジ」の旗揚げに参加し、その後、俳優や声優業を行っています。2000年「火星のわが家」で映画初出演をし、以降様々な作品に出演をしています。2012年「リーガル・ハイ」で人気となり、その後、2013年「半沢直樹」などヒットドラマに出演しています。常に微笑んでいるような表情が特徴でもある俳優です。

井川遥は、1999年、『東洋紡水着サマーキャンペーンガール』に選ばれ、その後、モデルや女優として活動しています。2002年「目下の恋人」で映画初出演初主演をし、以降、ドラマや映画、舞台に出演している女優です。

物語は、妻と別れ、地元に戻った主人公は、中学生時代に思いを寄せていた女性と出会い、惹かれ合っていくストーリーです。

原作は、第32回山本周五郎賞を受賞した朝倉かすみの小説となっています。

堺雅人は、映画主演としては8年ぶりでもありますが、意外にも、堺雅人の映画作品は主演が多く、いずれも圧倒的な個性があるわけではないので、毎回新鮮な印象があります。ドラマでは、半沢直樹や古美門研介の印象が強いのですが、映画また別の人物のような印象を受けます。

堺雅人は普通の人を演じると非常にうまいので、そんな普通なところが本作の気になるところでもあり、普通ながらも、良いドラマ性があるのかと思います。

過去の話と現在の話のザッピングで描かれるところでもあり、劇的な物語ではなく、静かにふわっとした作品なのかと思います。

主題歌は、星野源の「いきどまり」でもあり、この曲も静かな気持ちの揺れ動かしがあると思います。

予告編

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