【今週公開の新作映画】「港のひかり」(2025)」2025年11月14日 公開情報と私感

作品紹介

【監督】藤井道人
【出演】舘ひろし/眞栄田郷敦/尾上眞秀/黒島結菜/斎藤工/ピエール瀧/一ノ瀬ワタル/MEGUMI/赤堀雅秋/市村正親/宇崎竜童/笹野高史/椎名桔平/

【あらすじ】主人公 三浦は漁師として働く元ヤクザ。ある日、盲目の少年に出会い、ヤクザ絡みの交通事故で両親が亡くなっていたことを知る。

公式サイト

映像的にこだわりある感動作かと

藤井道人監督は、映画演出を学び、複数の短編映画を監督した後、伊坂幸太郎原作「オー!ファーザー」で長編デビューしています。2019年「新聞記者」で、日本アカデミー賞で作品賞を含む6部門を受賞し、高い評価のある監督です。2019年「新聞記者」で、日本アカデミー賞で作品賞を含む6部門を受賞し、高い評価のある監督です。

舘ひろしは、1976年『暴力教室』映画デビューをし、その後、『男組 少年刑務所』で主演も演じています。テレビドラマ『西部警察』で渡哲也と出会い、タツというキャラクターと、ハトというキャラクターの別人役で登場しています。その際に、石原プロモーションに所属をしています。2007年『パパとムスメの7日間』でテレビドラマ出演をし、新境地も開いています。2021年石原プロモーションが解散したことで、新たに館プロを設立しています。

眞栄田郷敦は、父が千葉真一の俳優で、2019年「小さな恋のうた」で映画デビューをしています。兄に新田真剣佑がおり、ともに俳優をしています。映画やテレビドラマ、CM等で活躍している俳優です。

物語は、元ヤクザの漁師がある日、ヤクザが原因の交通事故で両親を亡くした少年と出会う。少年に自分の生い立ちと似ている
ことで、感情移入をし、少年に手助けをしていくストーリーです。

藤井道人監督の作品は、演出の巧みさがあるので、安心して観られるところではあります。定期的にヤクザに関係する作品を制作しているところもあり、本作も元ヤクザというところで主人公の過去の物語で任侠の内容が出てくると思います。

とはいえ、ヤクザの世界の話とは異なり、過去の行いから心を入れ替えた主人公が似たような境遇に気をかけていく展開となると思います。

主演の舘ひろしも75歳となりますが、最近は非常に精力的に映画に出演しており、「ゴールデンカムイ」「鋼の錬金術師シリーズ」「帰ってきた あぶない刑事」などの出演があり、2021年「ヤクザと家族 The Family」から4年ぶりに藤井道人監督作品に出演しています。

撮影は、木村大作撮影監督が撮影しており、前編35ミリフィルムでの映像ですので、非常に鮮明な作品になっていると思います。最近では、iPhoneで撮影する映画もある中で、35ミリフィルムの映画という点では、かなりこだわりを感じます。

12年に渡る少年と元ヤクザの物語ということで、ヒューマン・ドラマとなる作品かと思いますが、映像的にこだわりある感動作かと思います。

予告編

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