作品紹介
【監督】児玉宜久
【出演】北乃きい/森崎ウィン/駿河太郎/高橋愛/秋田汐梨/磯野貴理子/津田寛治/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】舞台は明治37年の福井県足羽郡麻生津村。主人公 むめは、庄屋の長男 増永五左衛門と結婚をし育児と家事をしている女性。五左衛門の弟 幸八が帰郷し、五左衛門にメガネ作りをすることを持ちかける

全体的に朝ドラ感があり
児玉宜久監督は、石原プロ作品にて助監督として多数の作品に関わり、1993年カーアクションVシネマ『バトルチェイス特別交通機動隊』で監督としてデビュー、その後、2010年『いつもより素敵な夜に』にて劇場映画監督をしています。
北乃きいは、2005年よりモデルとして活躍し、2007年『幸福な食卓』で映画初主演をしています。2010年には、「サクラサク」でCDデビューもしています。舞台や映画、テレビドラマで活躍している女優です。
物語は、明治時代、福井県でメガネを制作していく姿を描いたストーリーです。
序盤から、福井県の説明をする内容となっており、本作の物語の説明の前に、福井県の産業や魅力を伝えている演出となり、多少、教材的な映画のような印象もあります。
時代は、明治時代となり、序盤の地域紹介の内容から時間が遡ることになりますが、福井の風土と産業の成り立ちの一つである眼鏡製造が本作の主な内容となります。
メガネの制作は、増永眼鏡工場として描かれており、現在でも増永眼鏡として現存していメガネブランドです。
「おしょりん」とは、福井県の方言で田畑に積もった雪が固く凍った状態のことを指しており、「回り道しないで好きなところへまっすぐ行ける」という意味があります。本作ではメガネ制作を
終盤、メガネが完成してきますが、一山メガネや弦巻メガネが出てくるので、メガネが好きな人には良いメガネだなぁというのがわかります。
メガネ制作が物語の筋であり、各キャラクターの印象いがいまいち弱いので、なんとなくサラッと観られますが、
内容もいまいち印象に残りにくいところはあります。
全体的に朝ドラ感があり、映画というよりもなにか教養を含めた教育伝記映画のような印象もありますが、福井県や眼鏡産業のことを知るには良い作りになっているのかと思います。
予告編
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