【監督】イシャナ・ナイト・シャマラン
【出演】ダコタ・ファニング/ジョージナ・キャンベル/オルウェン・フエレ/アリスター・ブラマー/オリバー・フィネガン/シヴォーン・ヒューレット/ハンナ・ホーランド/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 ミナは、28歳の孤独なアーティスト。鳥かごに入った鳥を届けに行く途中で地図にない森に通いこんでしまう。

そのうち「シャマラン・シネマティック・ユニバース」としての展開もあり得るんじゃないかと
イシャナ・ナイト・シャマラン監督は、2021年「オールド」2023年「ノック 終末の訪問者」で制作に関わり、2024年「ザ・ウォッチャーズ」で長編映画監督デビューをしています。なお、父親は、M・ナイト・シャマランです。
ダコタ・ファニングは、5歳よりCM等で活躍をし、2001年『トム・キャッツ 恋のハメハメ猛レース』で映画デビューをしています。その後、2001年「アイ・アム・サム」で高い評価を得て、一躍有名になっています。2004年「ディズニー版 となりのトトロ」で草壁サツキ役の声優をしています。子役出身ながら、着実なキャリアを重ねている女優です。
物語は、主人公の女性が、鳥かごに入った鳥を届けに行く途中で不思議な森に入ってしまい、そこで奇妙な出来事に巻き込まれていくストーリーです。
序盤から森の中で逃げ惑う男性が描かれ、日暮れまでに何処かに行こうとしていますが、結局間に合わず、悲劇に遭います。
そこから、主人公 ミナが登場し、車で移動中、深い森のなかで車が故障してしまい、助けを求めてその森に足を踏み込んでしまいます。
回帰不能点という看板があり、故障した車を置いて、森に入りますが結局迷ってしまい、森の中の小屋を見つけて難をしのぎます。
その小屋には3人の人物「マデリン」「キアラ」「ダニー」がおり、夜に現れるとあるウォッチャーズと呼ばれる「怪物」のために掟を守りながら生活していることがわかります。
夜は怪物に対して背を向けないようにしていれば危害はないとのことですが、窓を叩いたりと恐ろしい感じがしますが、
「なんであんなことしたの?」
森の中にいるであろう得体のしれない何かの演出で、序盤はとても興味惹かれます。
謎の小屋は大きなマジックミラーのようなものがあり、中から外は見えないのですが、外にいる得体のしれないなにかは、夜中の間、外から中の様子を見ていて、様子を観察されます。
ウォッチャーズは森の中の穴の中に昼間は居て、夜になると出てくるということです。
「鳥かご」と呼ばれる小屋での展開だけでは終わらないので、ダレることなく一気に観られますが、ウォッチャーズがどういううもの何者なのかがわかっても、さらに物語はひっぱって行くので、最後まで一気に見られます。
本作は、M・ナイト・シャマランの娘のイシャナ・ナイト・シャマラン監督の作品ですが、やはりシャマラン的なストーリー展開でもあり、退屈しないながらも場面転換で退屈しない展開となっています・
なんだかよくわからないウォッチャーズの存在は本作の要ともなりますが、シャマラン映画を習って、世界観のルール作りがわかりやすいので、すんなりと理解できる流れです。
現実感のない設定ではありますが、それも含めてシャマランなので、親娘でこの仕組みとなっているのは、もうDNAレベルでの演出と考えて良いです。
結末はヒトクセありますが、これもお約束のようなところで、そのうち「シャマラン・シネマティック・ユニバース」としての展開もあり得るんじゃないかと錯覚するくらいです。
予告編
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