作品紹介
【監督】渡邉崇
【出演】前原滉/小西桜子/内田慈/奥野瑛太/那須佐代子/小川菜摘/山下容莉枝/
【あらすじ】主人公 藤田拓也は、両親が町中華で営んでいる実家暮らしをしている青年。ワイドショーで構成作家としてナレーション原稿を書く日々の中、脚本家デビューのチャンスが巡る。
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主人公自体の行動に軽率感も感じるので
渡邉崇監督は、2003年よりドキュメンタリー番組を制作し、2019年『ル・ショコラ・ドゥ・アッシュ』で映画監督デビューをしています。2024年「ありきたりな言葉じゃなくて」では、脚本と監督を務めています。
前原滉は、テレビドラマで活躍をし、2015年「S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」で映画デビューをしています。その後、映画やテレビ、舞台と幅広い活躍をしている俳優です。
小西桜子は、園子温監督『ヒミズ』を観て以来、役者に興味を持ちながらも、芸能事務所やオーディションには受からず、インスタグラムを通じてマネジメントをしてくれる人と出会い、その後、「ファンシー」で商業映画初主演となっています。芸能事務所には所属していない理由として「仕事をする上での大切にしたい軸を優先する選択をしてきた」と発言しています。
物語は、主人公の男性は、テレビの構成作家をとして働きながら、脚本家デビューが決まるが、キャバクラで出会った女性「りえ」との関係で、徐々にトラブルが発生してくるストーリーです。
本作は、テレビ朝日のグループ会社 テレビ朝日映像が手掛けた初の長編オリジナル映画となります。
実話に基づいた作品でもありますが、テレビ制作会社がテレビ業界の裏側を描いているところもあり、興味深い点もあります。
前原滉が主人公というところもあり、内容自体は特に問題ないのかと思いますが、むしろ、小西桜子の存在感がどれほどのところなのかが気になります。
テレビや映画の制作の裏側のあるあるストーリーとも見えますが、主人公自体の行動に軽率感も感じるので、感情移入先をどこに置くかで見方が変わってくるような作品かと思います。