作品紹介
【監督】森井勇佑
【出演】綾瀬はるか/大沢一菜/市川実日子/伊佐山ひろ子/高良健吾/原田琥之佑/河井青葉/亜矢子/
【あらすじ】主人公 のり子は、鳥取で清掃員として働いている女性。コミュニケーションを取るのが苦手なのりこは、ある日、仕事先の病院の入院患者 理映子から「娘のハルを連れてきてほしい」と頼まれる
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感情に響く作品になっているのかと
森井勇佑監督は、数多くの映画監督の現場を経験し、大森立嗣監督の助監督を経て、2022年「こちらあみ子」で長編映画監督デビューをしています。
綾瀬はるかは、2000年第25回ホリプロタレントスカウトキャラバンで審査員特別賞を受賞し芸能界デビューをしています。2001年『金田一少年の事件簿』でTVドラマデビューをし、2002年「Jam Films『JUSTICE』」で映画デビューをしています。司会業や歌手としても活躍しており、多彩な才能を持ちながらも、天然の明るさのある女優です。
大沢一菜は、2011年、東京生まれの女優。演技未経験ながら、2022年「こちらあみ子」で映画デビューをしています。
物語は、コミュニケーションを取るのが苦手な主人公が、ある日、仕事先の病院の入院患者から「娘を連れてきてほしい」と言われ、姫路へ向かう。出会ったハルも風変わりな少女であり、鳥取への帰路である国道29号線をたどる間に、さまざまな人と出会っていくストーリーです。
森井勇佑監督は「こちらあみ子」で繊細な演出で評価を得ており、中尾太一の詩集「ルート29、解放」に感銘を受けて、国道29号線を1ヶ月ほど旅をして、本作の脚本を作り上げています。
のり子のことをトンボと呼ぶハルを演じるは、大沢一菜であり、「こちらあみ子」で主演を演じています。
いわゆるロードムービーのテイストのある作品でもあり、主人公のトンボとハルが中心となりつつも、様々なキャラクターが登場し、出会いを通じる中で、のり子の気持ちが変わっていくところになります。
のり子を演じる綾瀬はるか自体も、近年は、こだわりある作品に出演しており、ネームバリューのある作品よりも、ストーリー性や演出力のある作品に多く出演していますので、本作も彼女の知名度というよりも、作品自体の内容をしっかりと鑑賞すべき作品になっています。
120分の作品でもあり、多少長目の内容ではありますが、しっかりとした演出力のある森井勇佑監督作品でもあるので、感情に響く作品になっているのかと思います。