作品紹介
【監督】山下敦弘
【出演】生田斗真/ヤン・イクチュン/奈緒/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】大学山岳部のOBの浅井とジヨンは、大学卒業登山の際に事故死した西田さゆりの17回忌の異例登山をするが、そこで、猛吹雪で2人は遭難してしまう。
サブスクで観る
わかりやすいストーリーでもあるので、サクッと観られる作品
山下敦弘監督は、学生時代から自主制作映画を撮影しており、1999年「どんてん生活」で長編映画監督デビューをし、その後、2005年「リンダリンダリンダ」での新境地で評価され、その後も、ドキュメンタリータッチの作風などで評判のある監督です。
生田斗真は、11歳よりジャニーズJr.として活動を開始し、NHK教育『天才てれびくん』に、てれび戦士として出演しています。その後、1997年NHK連続テレビ小説『あぐり』で俳優デビューをし、松本潤、相葉雅紀、二宮和也とジャニーズJr.内ユニット・MAINも結成していたが、1999年、嵐のメンバーには選ばれず、俳優に重きを置いた活動をする異色のジャニーズとも言われています。
本作の原作は、福本伸行、かわぐちかいじによる『告白 コンフェッション』となり、全1巻で完結をしています。福本伸行原作で、かわぐちかいじが作画をしています。原作と異なり、ヤン・イクチュンがジヨンという役を演じていますが、原作では、石倉というキャラクターではあります。
物語は、大学の登山部OBの二人が、大学時代の卒業登山で命を落とした友人の17回忌の慰霊登山をする。そこで、猛吹雪となり、遭難をしてしまう。死を覚悟したことで、17年前の出来事でとある告白をするが、九死に一生を得たことで、その告白を後悔してしまうストーリーです。
序盤から大学卒業登山のときにさゆりが事故死したことが説明されます。
その後、場面は変わり、16年後の場面で、浅井とジヨンが雪山で遭難しているシーンが描かれます。
そこで怪我をして動けなくなったジヨンは、16年前にさゆりを殺害したことを告白してしまいます。
しかしその後、近くに山小屋があったことで、状況が好転します。さっき死の間際で告白したことが浅井にバレていることで、ジヨンが精神的に追い詰められた感があり、ビミョーな空気が流れるわけです。
ここからは、この2人がどのようなやり取りをするかの話ですが、ジヨンの行動が徐々に怪しくなってきます。
感情移入するのは浅井の立場であり、ジヨンがどうなっていくのかは、観ていくのがよいです。
シチュエーションサスペンスであり、わかりやすい物語ではあります。
当然、二転三転する内容でもあり、結末がどのようになっていくのかは観てもらうのが良いです。
わかりやすいストーリーでもあるので、サクッと観られる作品です。