【今週公開の新作映画】「化け猫あんずちゃん(2024)」

作品紹介

【監督】久野遥子/
【原作】いましろたかし
【声の出演】/五藤希愛/

【あらすじ】ある日、寺の住職がダンボール箱の中で鳴いている子猫を見つける。その猫は「あんず」という名前で育てられるが、30年後、人間の言葉を喋る化け猫になっていた

久野遥子監督は、学生時代の卒業制作で『Airy Me』を制作し、そのことで2015年「花とアリス殺人事件」でロトスコープアニメーションディレクターとして抜擢されています。クレヨンしんちゃんやペンギン・ハイウェイなどを制作し、2024年「化け猫あんずちゃん」でロトスコープ制作として監督として参加しています。

山下敦弘監督は、学生時代から自主制作映画を撮影しており、1999年「どんてん生活」で長編映画監督デビューをし、その後、2005年「リンダリンダリンダ」での新境地で評価され、その後も、ドキュメンタリータッチの作風などで評判のある監督です。

森山未來は、2008年ファッション雑誌『Seventeen』で専属モデルを努め、2007年「チョコミミ」でテレビ初出演をしています。2011年『大切なことはすべて君が教えてくれた』に出演し、この時期にイメージとなるショートカットに指定舞う。2011年にはCM出演本数が増え、注目されます。2013年「友達より大事な人」で歌手デビューをしています。2020年に所属事務所を退所し、現在は、個人事務所で活動をしています。

音楽は、鈴木慶一が担当しています。また、声優としても出演をしています。

アヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門に出品

物語は、寺の住職に拾われた子猫が30年も生き続け、人間の言葉を喋る化け猫になり、あんずと名付けられた猫が日々を過ごしていくストーリーです。

本作は、日本とフランスの合作で、声優の演技する映像を利用したロトスコープ手法で制作されています。

脚本は、がが担当しており、地味ながら、こちらも期待できるところではあります。

ロトスコープとは、実写映像をトレースしてアニメーションを制作する手法で。1919年『インク壺の外へ』で初めて商業作品として活用されています。その後、ディズニー映画等でも使われ、スター・ウォーズのライトセーバーの動きもロトスコープを活用した演出となっています。

化け猫が人間臭い37歳のいわゆる中年っぽさのあるキャラクターとなり、味のあるダメ親父感を醸しだていると思います。

あくまで童話感を感じさせながらも、ヒトクセある内容が興味深いところです。

予告編

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