作品紹介
【監督】スコット・ウォー
【出演】ジェイソン・ステイサム/シルヴェスター・スタローン/カーティス・“50セント”・ジャクソン/ミーガン・フォックス/ドルフ・ラングレン/トニー・ジャー/イコ・ウワイス/ランディ・クートゥア/アンディ・ガルシア/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 バーニー・ロスは、CIAから依頼された任務をこなす傭兵軍団「エクスペンダブルズ」のリーダー。「エクスペンダブルズ」の新たな任務が始まる。
サブスクで観る
アクション映画俳優が勢ぞろいしたある意味自虐的作品ではありますが、このテイストが好きな人には間違いない作品
スコット・ウォー監督は、2007年「Navy SWCC」で監督デビューをしています。その後、2012年「ネイビー・シールズ」、2014年「ニード・フォー・スピード」などを制作し、2012年のパームスプリングス国際映画祭で「注目すべき10人の監督」賞を受賞しています。
ジェイソン・ステイサムは、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』がデビュー作で、芸歴も長い俳優です。デビュー作から、スキンヘッド風ということもあり、キャラクターイメージはずーーっと一緒な印象ですが、「トランスポーター」等アクション的な活躍が多く、「世界的に有名なカッコイイ坊主」だと思います。
シルベスター・スタローンは、イタリア系アメリカ人として生まれ、出産の際のトラブルで、顔面の左側に傷がつき以降に多少の言語障害と下唇が変形しています。あまり裕福な家庭ではありませんでしたが、高校卒業後、演劇を学び、23歳でアメリカで俳優を目指すようになります。大学の卒業論文でロッキーの脚本を書き、1976年「ロッキー」の基盤となります。その後、映画化をされ、主演と脚本を担当し、アカデミー作品賞を受賞したことで、アメリカンドリームの体現者として評価されます。その後、「ロッキー」「ランボー」「クリフハンガー」と肉体派アクションスターとして人気となり、映画製作にも関わることで、映画業界に多大な貢献をしています。
キャッチコピーは「タギれ、野郎共。最強の〈消耗品軍団〉、再集結。」
物語は、主人公がリーダーの傭兵軍団「エクスペンダブルズ」が、第三次世界大戦を阻止するために新たなミッションに挑んでいくストーリーです。
序盤から、リビアの化学工場で兵士が地域を占拠しているシーンから始まり、急襲を受けてしまいます。
本作は、傭兵部隊「エクスペンダブルズ」の活躍を描いており、登場人物の多くもアクション映画スターを集めてきたところがあり、色々な要素は、アクションスターのオールスター映画というところでもあります。
「エクスペンダブルズ」は、バーニー・ロスがリーダーでもあり、リー・クリスマスがバーニーの右腕でもあります。ジェイソン・ステイサムとシルヴェスター・スタローンが中心となりますが、シルヴェスター・スタローンの年齢的にも、ジェイソン・ステイサムが後継者として存在感を出しています。
内容は毎回似たようなところでもあるので、あまり細かいところを観る必要もないです。
中盤前にとある事件が起こります。ある意味、今後のエクスペンダブルズの方向性もある程度は考えているのかもしれません。
「この椅子に座るの最高だった」
ジェイソン・ステイサムがモテるのはわかりますが、日本人でこのポジションの人は多分いないんだろうと思います。
中盤以降は、ちょっとパワーダウンしたような展開となりますが、むしろ、エクスペンダブルズも4作目となるので、ちょっと変わったことをしていかないと面白さもなくなっていくのかと思います。
「もうすぐ会えるぞ、バーニー」
今回は、ジェイソン・ステイサム演じるリーが中心となるので、ジェイソン・ステイサム好きには良いのかと思います。
「一体何がどうなってるんだ」
「取込み中だ」
もうこんなセリフのやり取りだけで、5周くらい回ってカッコイイところです。
本作の最後にはキッチリと説明があるので、納得できます。
「エクスペンダブルズ」シリーズは、本作で完結と言われていますが、完結編とするならば、ちょっと物足りないところは感じます。