【あらすじ】舞台は戦後の日本。敗戦後で焦土となった日本に追い討ちをかけるように巨大な怪獣ゴジラが襲来する。
うまく風呂敷を畳めるようなストーリーであれば良いのですが
山崎貴監督は、「スターウォーズ」「未知との遭遇」に影響を受け、映画でのミニチュア制作から、SFXやデジタル合成を担当するようになる。その後、2000年「ジュブナイル」で長編映画監督デビューをし、2005年「ALWAYS 三丁目の夕日」で高い評価を得ています。
神木隆之介は、3歳の頃から、CMに出演し、その後子役としても声優として様々な役をこなし、安定感のある役者です。
浜辺美波は、東宝シンデレラオーディションでニュージェネレーション賞を受賞、その後多数の映画に出演し、『君の膵臓をたべたい』で話題となりました。
物語は、戦後の日本のどん底の状況下に、突如ゴジラが現れ、さらに追い討ちがかかっていくストーリーです。
日本映画として1954年に公開されたゴジラの生誕70周年記念作品です。本作はゴジラシリーズの30作目の作品でもあります。
山崎貴監督監督作品であり、得意なCGを活用した映像でゴジラが描かれています。
過去にアメリカでも数作制作されたゴジラであり、日本映画としては、一度、1995年「ゴジラVSデストロイア」で完結した感がありますが、その後、リブートとしてゴジラミレニアムシリーズとして、2004年「ゴジラFINAL WARS」で最終作としていました。
2016年「シン・ゴジラ」として、庵野秀明監督が、新たなゴジラを制作し、今回は、さらに次のゴジラとして制作されています。
過去のゴジラでは、特撮的なアプローチで、子供向け要素の強い作品でしたが、近年は、摩訶不思議な組織がゴジラ対策として活躍する等の展開がありましたが、近年はリアリティに寄せた作品が多くなってきています。
今回は、普通の市民の視点から描かれていく展開と思われ、CGを使いながらもリアリティのある作品になっていると思います。
問題は、CGの多様による映像は良いのですが、CG技術のみにフォーカスされてしまう山崎貴監督作品だけに。予告編からもちょっと不安な要素はあります。
うまく風呂敷を畳めるようなストーリーであれば良いのですが、どのような結末を用意しているのかが、興味あるところです。