作品紹介
【監督】エドワード・ドレイク
【出演】ブルース・ウィリス/デヴォン・サワ/ルーク・ウィルソン/キャット・フォスター/ケニー・ウォーマルド/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 フリーマンは、刑事。とある街で4人の若い女性の死体が発見される。フリーマンとヴァルガスの2人の刑事は、現場にあったライターからタトゥーの彫師ジェームスを容疑者とするが・・・。
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近年のブルース・ウィリス映画の展開では珍しい
エドワード・ドレイク監督は、オーストラリアの脚本家兼映画監督で、2010年「Where Were You」で映画監督デビューをしています。ブルース・ウィリスを起用した作品が非常に多い監督です。
ブルース・ウィリスは、TVドラマ『こちらブルームーン探偵社』で話題となり本作に抜擢、一躍アクション俳優として注目され、アクションからコメディまで幅広い役どころを演じますが、一時低迷し、『パルプ・フィクション』の重要な役で再注目され、1998年の「アルマゲドン」で見事に返り咲きます。さらに「シックスセンス」では演技も評価されトップアクターとして地位を確固たるものとします。その後も「ダイハードシリーズ」や「エクスペンダブルズ」に出演し、話題性の高い俳優です。
本作はブルース・ウィリスの引退作のような気もしますが、他にも撮影中の作品が複数あるので、本作が明確な引退作かはわかりません。
物語は、小さな町で発生した殺人事件を捜査する2人の刑事と、容疑者となったタトゥの彫師との間で、事件の真相に迫っていくストーリーです。
序盤から、とある事件の現場が描かれます。凄惨な感じではありますが、本作のテーマがちょっとわかりにくいです。
近年のブルース・ウィリス映画では、意外と早々と登場してきます。今回も刑事役でもあり、いつもながらのブルース・ウィリスです。
タトゥーの彫師ジェームスが疑われるわけですが、仲間の女性のセリフから「あの、ハゲのほう」呼ばわりされますが、これは、ブルース・ウィリスのことです。映画の配役のことでですが、そりゃ失語症で引退もしてしまうのかと思います。
容疑者視点で物語が描かれていくこともあり、ブルース・ウィリスは極力セリフ等を多くしないような配慮がされているように思われます。
中盤以降物語の風向きが変わるわけで、あらすじで主人公と書いていますが、実は主人公は別の人物になります。
「車ごと太平洋に沈みたいか?早く答えろ。」
実は、ブルース・ウィリスは途中退場します。このあたりは、近年のブルース・ウィリス映画の展開では珍しいとは思います。
総合的にB級映画という点は否定できないですが、色々と身体的な問題を抱えながらも、映画出演をしているブルース・ウィリスではあるので、見届けていこうかと思います。